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◇第9話◇ そっくり?




加奈が、にっこりと裏のありそうな笑みで見つめてくる。


そのたれ目がちの大きな目で見つめられると、女の私でもドキッとする。



「なんで私なのよ」



ちょっと拗ねた口調で言ってみた。



「だって、頭は良いのに無口、体育の時間は見学席に座りっぱなし。自分から友達に話しかけることはない。ほら、莉子そっくりじゃん」


「それバカにしてんの?」


「そういう訳じゃないよーん」



ウフフ、と笑う加奈。



「まぁ莉子は無口じゃないけど、どちらかといえばクール系じゃない。」


「私はただ人付き合いが面倒なだけ」


「もーカッコつけちゃってー!」


「別にカッコつけてない!」



加奈が私の頬をつついてくる。



「ちょっ!やめてよー」




こんなことをしていたら、アイツの観察なんか忘れていた。





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