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◇第5話◇ 傷跡




翌日。


数学の時間、教師の声が子守唄のように聞こえる。


ちらっとアイツを見てみた。


相変わらずのポーカーフェイスで授業を受けている。



この席からじゃアイツの横顔しか見えない。


けど……



(あれ?)



肌荒れひとつない綺麗な顔に、擦り傷があった。


昨日は何もなかったのに。


一日の間でアイツに何があったのだろう。



(気になる……)



眠気は吹っ飛んで、アイツの擦り傷の原因を考え始めた。





キーンコーン…



考えてたらあっという間に授業が終わった。


未だに原因は思い付かない。





「よし!」


「どしたの莉子?」



いきなり席を立ち上がった私に美春が驚いた。



「行ってくる!」


「どこに?」


「アイツのとこ」


「えっ!?まじ!?告白ぅ??」


「違う!」



まったく。


この子の頭には恋愛しか頭にないみたい。




さっきまで席に座っていたアイツは、今教室を出ようとしてる。



「あっ待って!」






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