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ExtraMaxWay-NaturaProdesse-  作者: 凩夏明野
第六章-マリオネット-
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透明準備

セナリアの提案を纏めるとこうなる。

ベルサーチを殺した容疑が掛かっているジェイカーをストーカー……いや追跡しようというだけの事だ。

荒い粗探しと言った所か。


「二人で追跡するとばれる可能性が高いから交代制にしましょ。2時間毎くらいがいいかしらね。」


「了解だ。じゃあ先ず俺からいこう。」


「あら、やる気ね涼治。乗り気ではなかったんじゃないの?」


「いや、まあなんだ。こういう探偵じみた事とか男は好きなんだよ。」


なんかワクワクするじゃないか。

冒険心みたいな物がふつふつと沸いて来る。


「分かったわ。じゃあいってらっしゃーい。」


「任せろ。」


という訳で俺は食堂を後にした。

午後の授業は全部ポイだな。

[そもそも取っていない……いや取る気が無かったのではないか?]

否定は出来ないな。

今更授業で聞くことは無いし。

だったら呪文を使う事に慣れる為に適当に暴れていた方がマシだ。

さてと、与太はこの辺にして取りあえずジェイカーさんを見つけなきゃな。

午後にある授業をベリネで確認してみる。

“腐食”の授業はあるが、ジェイカーが担当するのは無いな。

という事はアフタヌーンフリーな訳だ。

[何故英語で言ったのかは知らんが確かにその通りの様だな。]

じゃあ早いところ捜し出してストーキングしなきゃ面倒だな。

W.W.Sは広い。一度見失えば見つけるのは至難の技。

そこから更に外に出られたら至難の技所か不可能だ。

歩き回っていればその内見つかるだろうが、先にあっちに見つけられるとそれもまた面倒だな。

姿を隠せる術式兵装とか持っていればな……あ。

[む?]

名案が俺の頭の中を駆け巡ったぞ。

科学の力と友人に頼ろう。

[……成る程。如月薫だな?]

その通り。

今はベリネに直接組み込むフェイドを使っているが、その前は着るタイプを使っていた筈だ。

よし、思い立ったが吉日、取りあえずベリネを使って会話だ。


<薫、今いいか?>


<……んあ?涼治か、ふぁー……。>


<寝てたのか?悪いな起こして。>


<いや別にいいさ。ちょっと昨日面倒な事があってな。夜遅くまでその処理に当たったんで寝不足ってだけの詰まらん話だ。で、用件は?>


<ああそうだ。>


と、俺は率直に簡潔に用件を伝えた。

ジェイカーの事は伏せて、だが。


<服型フェイドね。勿論残ってるぜ。あんなもん簡単に捨てられるもんじゃねえしな。太一が処理してくれりゃいいんだが、あいつも面倒臭がりだからな。>


<それは良い事だ。じゃあ今から取りに行っても大丈夫か?>


<……いや、俺が持って行った方が速い。速度的な意味でかなりな。>


それに、と薫が続ける。


<追跡する対象から目を離すのはあまり褒められた事じゃねえだろ?>


<……ばればれか。>


<姿を消すもんが入り用なんて用件は覗きかストーキングくらいだろ。>


覗きなんて誰がするか。


<じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ。尤も、まだ対象を見つけてすらないが。>


<なら今の内に見つけておくんだな。見つからない様にフェイド使って行くから、着いたら連絡する。>


<了解だ。スマンな薫。>


<良いって事よ。んじゃ後でな。>


……よし、ジェイカーさんを見つけよう。

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