vs御剣爽
ま、往々にしてある事か……。
こういう邂逅は。
「いや、だとしてもさ、なんでお前が此処にいる?HAJACKが嫌いだとか抜かしてなかったっけ?」
「あたしが何処を嫌いだとかそんなのどーでもいいよ。単純にさぁ、あたしの地位を勝手に取った奴がいるって聞いたからさぁ、それをぶち殺そうと思って来たのよ。」
「……成る程。お前がそうだった訳ね。」
と、俺だけ納得してても仕方ないな。
取りあえず場面の説明をしてやる。
所はHAJACK第一地区。
え?なんで第一地区にって?
そりゃ自宅があるからだよ。
金はそれなりに持ってんだよ俺。
でだな、自宅を出て三分くらいの所に公園がある。
今俺はそこで目の前の女と対峙している訳だ。
それでその女ってのがあ―――
「絶叫。」
「は……?いやそれはまずいだろ!えーっと、すまんカラスフィ!愛。“愛すべき未来の焔業”!」
「“慄然する十二の咆哮”。」
“愛すべき未来の焔業”を召喚し、構える。1秒
目の前の女が恐ろしいまてにでかい大剣を召喚。1.3秒
1m先まで女が迫る。1.5秒
切り掛かられる。1.5秒
“愛すべき未来の焔業”が、砕かれる。1.6秒
この間……ま、見ての通り1.6秒。
凄まじく速い。
スピーディーな仕事ってのは良いよな。
それも時と場合によりけりだが。
「ううううぐ!ってえなこの野郎!」
「はぁ?なに言ってんのよ爽。あたしは女なんだからせめて尼って言いなよぉ!」
「ぐ……くそが!」
蹴り飛ばされる予定だったであろう腹をなんとかガードする。
それでも、勢いで後ろに3m程吹っ飛ばされる。
「おい……!こんな力、女の子が出していいもんじゃねえだろ。」
「はぁい?なぁに言ってるのよ爽。そんなの男女差別もいいとこじゃない。まぁ、あたしこの言葉嫌いだけど。」
「ち……化け物が!」
「はいはい。取りあえず今のあんたの力は分かったからぁ。もういいわぁ次行く。ばぁいばぁい。」
「おい待てよ!」
当然こんな言葉に効果は無く。
俺の前から女は消えた。
この章は通り魔的章です
極力余分な説明などは省いてお送りします




