新たなる始まり
今日は土曜日。
俺は何もするコトがなく、家で寝ていた。
「昨日の拳梧の一発痛かったなー。」
パラパラン。メールだ。
宛先
「拓磨」
拓磨からだ。
内容
「今ひま?」
「うん。」
送信。
パラパラン。
はやッ!
宛先
「拓磨」
内容
「じゃあ、うち来て遊ぼうぜ!」
「わかった。」
拓磨にあわせる顔がない。しかし、行くしかないか。
拓磨の家へ着くと、拓磨が窓から顔を覗かせ
「おう!入ってこいよ!」
ガチャッ
「おじゃましまーす。」
「おう。元気にしてたか?」
「当たり前だ!」
拓磨、ごめん。
「わりぃーな。急によ。」
「全然、俺も暇だったから。」
「実はさあ、お前に受け取ってほしいものがあるんだ。」
「なんだよ?」
「これ。」
と拓磨が出したのはバッシュ。
「これ、お前が一番大事にしてたヤツじゃん!」
「あぁ、お前に持っててもらいたくてよ。」
言わなくちゃ。勇気が出ない。俺はホントに根性なしだ。
「受け取ってくれるよな?」
「・・・。」
「ん?どした?」
言わなくちゃ。
「拓磨。」
「ん?なんだよ?真面目な顔して。」
「ごめん。俺、実はバスケやってねんだ!やっぱバスケできねーよ!だから、これは受け取れねー。」
「はあー。やっぱりな。」
「・・・?」
「拳梧から聞いたよ。拳梧に相談された。お前だったら、あいつの気持ち変えられるんじゃねーかってな。」
「なんでだよ。なんでそこまで俺にバスケをやらせたがるんだ?」
「だってさ、かずバスケ上手いじゃん!もったいねーよ!最後の夏の大会。あれは確かに悔しかった。でも、あんなん気にすんなよ。今を頑張れ!一緒にバスケ続けようぜ!」
「拓磨。。。」
なんでだ。こいつの一言、一言が胸に突き刺さる。
やりてー!バスケやりてーよ!!
「拓磨、お前にとって俺はなんだ?」
「へへっ。俺とお前は、ライバルであり大親友だ!」
「俺、馬鹿だった。俺バスケ続ける。」
「じゃあ、これ。」
俺は拓磨からバッシュを預かった。拳梧に申し訳ねーコトしたな。謝るべ。
「ありがとな。拓磨。」
「バーカ!バスケ、頑張ろうな。」
「おう!」
「じゃ、帰るわ!」
「いつでもこいよ!なんかあったら、なんでも言えよな!親友!」
「照れるからやめろ!」
こうして俺は拓磨の言えを出た。
拳梧に電話をした。
プルルルル。
「はいよー。」
「拳梧。悪かった。俺、バスケ続けるわ。続けさせてくれ。もう逃げねーよ!絶対。どんなにつらくても、俺はバスケに、立ち向かう!」
「おう!おせんだよ!もっと早く結果出せ!バーカ!」
「わりー。確か、部活月曜から始めていいんだよな?」
「おう。月曜、一緒に行くべ!」
「わかった!じゃ、またな!」
「あいよ!」
拳梧、拓磨。俺頑張るよ!
こうして、俺のバスケットが再び幕を開けた。
もっと、もっと早く結果出せばな。




