-死未来 上映中-
遊び半分で、「-死未来-」という映画を見に行った 初冬好奇
この「-死未来-」を見ることによって、初冬好奇の人生が・・・-----終わった
俺は、中学2年生の初冬好奇、都市伝説やホラーがとても好きな学生だ。
俺は、いつものどうりパソコンをいじって「ホラー映画ベスト5」というサイトを見てたら・・・。
「なんだこの映画・・・「-死未来-」?おもしれぇーのかな・・・。」
「-死未来-」という映画が目に留まった。
「あ!でもこの「-死未来-」って映画、ベスト1だ!!」
そう・・・「-死未来-」というホラー映画はベスト1に選ばれていた・・・。
「今週の土曜日にでも友達誘って、見に行ってみようかな」
何の変哲もなくパソコンを閉じ、ケータイに手をやった。
「・・・・あ!もしもし、千晶?今週の土曜日あいてる?」
「あ~、土曜日は・・・あいてるね、っで何しに行くの?」
「え~とね、今日見つけたんだけど・・・「-死未来-」って映画気になるから、見に行きたいな~っとおもってさ・・・。」
しばらく沈黙が何秒も続いた・・・。
「あぁ~、もしもし好奇?、俺その映画見に行けないわ・・・好奇も見ないほうがいいと思うけど・・・。」
「あ!まさか、千晶ビビッてるんだろ?わかったわかった、千晶は家でママと仲良く遊んでてくだちゃいねぇ~」
「・・・あぁ、そのほうがいいと思うよ。」
「はははっっ、わーたよ、じゃ千晶は行けねーんだな?」
「・・・うん」
「オーケー、じゃ千晶の分も楽しんでくるわ!」
「・・・うん、じゃぁね。」
「おう!」
プツン・・・。
好奇はまだこの「-死未来-」の意味をわかってはいなかった・・・。
これからの出来事も知るすべもなく・・・。
土曜日
これから俺は、友達と映画を見に行くこととなった・・・。
千晶はダメだったので、志免啓太を誘って2人で映画を見に行った。
啓太は大のホラー好きなので、好奇にとっては最高の友達 だった。
「なー好奇、その「死未来」って映画本当におもしろいのか?」
「さぁ~な、でも ベスト1だったからきっとおもしろいだろう」
「そうだな!」
2人はそんな会話を弾ませながら、映画館へと向かった・・・。
「ここかな・・・?」
「そのようだね・・・。」
2人は映画館に着いた。
「じゃ、入るか!」
「おう!」
ヴィーーーン
ドアが自動で開く
中には、----誰もいなかった。
「場所間違えたんじゃねーか?」
「いや・・・ここのはずだが。」
ここの映画館には、映画を見るために使うチケットを買うところなど・・・なかった。
「おい、本当にここなのか?」
「あぁ、絶対ここだ!」
好奇は、金も払わずに映画が上映されているホームに入った・・・。
「おい!啓太!見ろ!」
「ん、何?」
ちゃんと映画は上映されていた・・・。
「おい!金払わずに見れるって超特だぞ!」
「そうだな!」
2人はそのまま椅子に座り上映される映画を見た。
「いよいよ・・・だな」
「あぁ」
2人は、どんな映画かドキドキしていた。
ヴゥィィィィィィ
・・・・・・・砂嵐がでた。
「は!?なんだよこれ?」
好奇の大きな声は、漏れた・・・。
だが、だれも返事を返さない・・・。
「あれ?思えば、ここに来て人1人もみてないよね・・・。」
「あ!そういえばそうだな・・・。」
確かにこの映画館には、2人・・・好奇と啓太しか見に来てはいなかった。
「やっぱり、今日休みかなんかじゃないの?」
「そうかもな・・・。」
2人はそうため息をついて帰ろうとした・・・その時!!
ヴィヴィヴヴィーーーーン
・・・・画面が映し出された。
「お!入ったか?」
「・・・・・?」
画面に映し出されていたのは・・・・・・・好奇だった。
「え!?なんで俺が映し出されてるの?」
「し、しかもこれって・・・もしかして、今日じゃないよ・・・ね。」
好奇は今、黒色のバックを持っている。
画面に映し出された好奇も、黒色のバックを持っていた。
「な、なんだよこれ・・・。」
「か、帰ったほうがよくね・・・。」
2人は、ここから出ようとして立ち上がったとき・・・。
ヴィィーーーン・・・・グシャ
画面に、トラックに轢かれて倒れこむ 好奇の姿があった。
「な、なんだよ・・・これ」
好奇の腹からは、内臓や腸などがむきだしになっていた・・・。
「う、うわーーーーーー!!!!!」
好奇は、慌てて此処から出ようとして走った・・・・。
「まて!好奇!!」
啓太の声などは、好奇には聞こえていなかった・・・。
たぶん啓太は、こう言いたかったのだろう・・・外は道路だ・・・・っと。
・・・・・遅かった。
好奇は、腹から内臓や腸がむきだしになった状態で見つかった。
好奇の真横には、ガラスに血がついた大型トラックが置かれてあった。
啓太はあることに気付いた・・・それは運転手だった。
「-----、!?」
運転してぶつかったのは、好奇だった・・・。
「なんで・・・好奇が2人・・・いるの」
トラックに乗っている 好奇は、ニヤッと暗い笑みを浮かべて・・・消えた。
「な、なんなんだよ!?」
なにもわからないまま、今日の1日が終わった・・・それと同時に初冬好奇の人生も今日で終わった。
この、「-死未来-」がなんのベスト1だったのかを好奇は調べていなかった。
この「-死未来-」は・・・見てはいけないホラー映画ベスト1だったのだ・・・。
千晶は、このことを知っていたから見るのをやめたのだろう・・・。
初冬好奇ももうちょっとこの「-死未来-」のことを調べていたら助かったであろう・・・。
軽い気持ちで、ホラー映画を見るのは・・・控えめにしていたほうがいいですよ・・・。
感想&評価・・・待っております。