04 奴隷
どうやら俺は、この美少女の奴隷となったらしい。まるでこの後エッチな展開でもあるように期待したいが、その可能性は現実では、あり得ないだろうな。
俺は野党共にボコボコにされた後、何が何だかよく分からないが、奴隷市場なるものへと売りに出されたようだ。
一体どんな倫理観をしているのかと、問いかけてやりたいが、既に野党共は、俺の人身売買の金を受け取ってすぐ様に住処の山へと帰っていったらしい。
反省の余地なんて無いし、あいつらは一生あんな感じで生きていくのだろうな。
あんなに強かったんだし、まともに働いても、過ごせると思うんだけどな。
って、言ってもそんなのは、はっきり言って戯言だ。
だってよ、俺を売っただけで、五百万。
平均月収以上はあるぞ。そんなの普通に働くだけ無駄じゃないかよ。
でもよ、売っただけで五百万。
奴隷市場も金を取るから、実際に俺を買うのならば、五百万以上。
流石に普通に働く方が馬鹿らしいという物だ。
これだから、犯罪がなくならないんだよな。
奴隷市場に関わっている奴は、大抵問題を抱えているよな。犯罪行為然り、色々ヤバい奴しかいないだろうな。
ということは、目の前のこの美少女も、犯罪行為に関わっているんだろうな。
いや、そもそも俺を買って奴隷にしようとしている時点で、犯罪行為なんて簡単な言葉で包含出来そうにないようなことをしているのであった。
それにしてもこんな優しそうな美少女かが、世の中よく分からないな。
でも、何で俺のことを買ったんだ。見た目は御世辞にも良いと言えないのに、それほど、他の人は余程の劣悪品揃いだったのか。
って、こんなこと言ったら大問題だよな。
つまり俺が言いたいことは俺を選んでくれて、ありがとう!!ってことだ。
「ご飯いる?」
俺を縛っていた物はもうないし、身体は動かせるし、ほぼ自由の身だ。
それなのに、ご飯も食べさせてもらえるなんて……有難い。
……もしかして、俺もう既に奴隷として飼いなされている?




