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Nirvira その2

隣のスタジオ。

中に入ると、そこには。

**Chris Novaselic(クリス・ノヴァセリック)とDavid Growl(デヴィッド・グロウル)**がいた。

二人とも、50代。

でも、オーラがある。

伝説のバンド、**Nirvira(ニルヴィラ)**のメンバー。

カヨは、立ち止まった。

「…」

声が出ない。

俺は、初めて見た。

カヨが、言葉を失っている姿。

「Kayo, are you okay?(カヨ、大丈夫?)」

エマが、心配そうに聞いた。

「I…I’m fine(わ、私は大丈夫)」

カヨの声が、震えていた。

(嘘だろ…カヨが緊張してる…?)

その時、Chrisが、こちらに気づいた。

「Oh, hello. Are you visiting?(ああ、こんにちは。見学ですか?)」

「Y-Yes(は、はい)」

カヨが、答えた。

声が裏返っている。

(カヨの声が裏返った…!?)

俺とトシキは、顔を見合わせた。

「I’m…I’m a huge fan(わ、私は…大ファンです)」

カヨが、言った。

「Oh, thank you!(ああ、ありがとう!)」

Chrisは、にこやかに答えた。

「Since when?(いつから?)」

「Since 1991. When “Smells Like Youth Spirit” was released(1991年から。“Smells Like Youth Spirit”がリリースされた時から)」

「Wow, that’s a long time!(わあ、長いですね!)」

Davidも、近づいてきた。

「Nice to meet you. What’s your name?(はじめまして。お名前は?)」

「K-Kayo. Kayo Tadokoro(か、カヨです。カヨ・タドコロです)」

カヨが、しどろもどろに答えた。

(カヨが…しどろもどろ…!?)

エマたちは、完全に固まっていた。

「Kayo…is fangirling…(カヨが…ファンガールしてる…)」

ルピタが、小さく呟いた。

「I can’t believe it…(信じられない…)」

ジェマも、呆然としていた。

「This is…surreal…(これは…超現実的…)」

ソフィアも、困惑していた。

Chrisが、カヨに聞いた。

「Would you like a photo?(写真、どうですか?)」

「R-Really!?(ほ、本当ですか!?)」

カヨの声が、急に高くなった。

(カヨが…黄色い声…!?)

「Of course!(もちろん!)」

Chrisは、笑った。

カヨは、ChrisとDavidの間に立った。

俺が、スマホで写真を撮った。

カヨは、満面の笑みだった。

(こんな顔、初めて見た…)

撮影後、カヨはChrisに言った。

「C-Can I ask something?(ひ、一つ聞いてもいいですか?)」

「Sure!(もちろん!)」

「What was it like…working with Curt?(カートと一緒に仕事するのは…どんな感じでしたか?)」

Curt Kobane。

Nirviraの伝説のボーカル。

1994年に亡くなった。

Chrisは、少し寂しそうな顔をした。

「He was…a genius. Difficult, but brilliant(彼は…天才だった。難しい人だったけど、輝いてた)」

「I see…(そうですか…)」

カヨは、少し涙目になっていた。

(カヨが…泣きそう…!?)

俺は、さらに驚いた。

その後、カヨはChrisとDavidにサインをもらった。

「Thank you so much!(本当にありがとうございます!)」

カヨは、何度もお辞儀をした。

(カヨが…こんなに…)

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