小説家になろう
数日後。
暇だった。
やることがない。
テレビを見ても面白くない。
本を読んでも頭に入らない。
「…そうだ」
ふと、思いついた。
最近話題のAI。
『ChatGPT-12 Pro』
小説も書けるらしい。
「試しに、使ってみるか」
パソコンを開いた。
アカウントを作成。
プロンプト入力画面。
「何を書かせようか…」
少し考えて、キーボードを叩いた。
『近未来のサイバーパンク世界。企業が人々の記憶をハッキングして操る。主人公は元ハッカー。記憶を盗まれた人々を救うため、システムに侵入する』
エンターキー。
数秒後。
AIが、小説を出力した。
「…おお」
マトリックスとブレードランナーを混ぜたような雰囲気。
アクションシーンも派手。
ハッキング描写もカッコいい。
「もうちょっと、設定を詰めてみるか」
編集者としての血が騒いだ。
プロンプトを修正。
何度も、何度も。
AIは優秀だが、指示次第で質が変わる。
ここが腕の見せ所だ。
数時間後。
一つの小説が完成した。
タイトル:『デジタル・ゴースト』
「…悪くないな」
読み返す。
面白い。
自分で言うのもなんだが、面白い。
「まあ、暇つぶしだし」
『小説家になろう』にアカウントを作った。
そして、投稿した。




