プロローグ ヒノキエタチュウボウ
レシピ5『ココロノアリカタ』スタートです!
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九月一日。
夏休みも終わり二学期が始まる。
長期休みに慣れてしまい寝起きの悪い者が多い時期も、恋は変わらず早くに目を覚ます。
高校に入ってからずっと同じ時間に起きているので、長期休みがあったところでこのクセは変わることはない。
だからいつものように顔を洗い、歯を磨き、制服に着替える。
支度を済ませると出発。
朝食も食べずに、まだ登校には早すぎる時間でもこれが恋の登校時間。
この後、日々平穏に立ち寄り優介と愛の三人で朝食を食べるから。
文句を言いながらもちゃんと自分の朝食を用意している愛。
そして呆れながらも迎え入れてくれる優介。
三人の朝食は、ずっと変わらない時間。
これからもずっとずっと変わらない楽しい時間。
そう思っていた。
いつものようにお店の前で立ち止まった恋は看板を見上げた。
『日々平穏』
尊敬する二人が経営をしていて。
大好きな人が後を引き継いで。
三人で守ってきた大切な場所。
哀愁の眼差しを向けていた恋は首を振り、そのまま日々平穏を通り過ぎる。
いつか自分が口にした台詞。
『これから始まるお祭りはずっと続く』
本当にお祭のように楽しかった毎日。
でも、どんなに楽しいお祭もいつかは終わりがくる。
もう日々平穏に
優介はいない。
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