表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

メランコリー

なんでだろう。どうしてかわかんないけど、すごく…キミに会いたいよ。さみしい…っていうか、穴?みたいな感じ。そこだけ抜けちゃったみたいな気持ち。駄目だよね…私。キミと約束したのにね、もう一人で泣かないって。でも、破っちゃった。


ふいに人の気配がして後ろを振り向くとキミが立っていた。

「どした?何か考え事?」

「ううん、何でもない。」

「またそうやって言うんだから、全然大丈夫じゃないくせに…」

「そ、そんなことないの!やっぱりキミって、よくわかんないよ。」

「そうかなぁ…」そう言ってキミはため息をついた。


今でも、キミのことが好きなのか、もう好きじゃないかわかんない。でもときどき、すごくメランコリーな気持ちになっちゃう。これって、キミのせい?だとしたらやっぱり、私はキミのことが好き…なのかも。


「海、きれいだね」

「ああ」

「…ねえ、キミは、私が死んだら泣いてくれる?」

「…泣くよ」

「本当?」

「嘘はつかない」

「…そっか」


本当かな。キミは私が死んだら、泣いてくれるのかな。誰よりも悲しんでくれるかな。涙、流してくれるのかな。

…これも束縛してる、ってことなの?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ