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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(本編)
7/42

閑話:姐様への思慕

ガールズラブの描写あり

ごきげんよう、私の名はイリス・インジェント、インジェント帝国の皇后を勤めています

突然ですが私には思い慕っている御方がいる

その御方の名はオリビア・アスファード、陛下の姉で私の義姉です

私は侯爵令嬢として生を受け、当時の先帝陛下の勅命によりゴーン・インジェント皇太子の婚約者に選ばれ、いずれ立派な皇后になるべく妃教育を受けておりました

妃教育は厳しく私は誰もいない部屋で1人静かに泣いていたところ、オリビアの姐様が偶然入ってきて泣いている私を励まし慰めてくれました。そしてゴーン・インジェント皇太子を私の前に連れてくると・・・


【オリビア・インジェント】

「てめぇ、婚約者が泣いてる時に何、呑気に昼寝してんじゃ!こらぁ!」


私の前でゴーン・インジェント皇太子に容赦なく怒号と折檻を浴びせました

私は普段は淑女のようなオリビアの姐様とは想像がつかないほどの気性の激しさに驚きはいたしましたが同時に頼もしさも覚えました

私がゴーン・インジェント皇太子の愚痴を言う度にオリビアの姐様が・・・


【オリビア・インジェント】

「ちょっと愚弟とお話してくるわ」


オリビアの姐様が矯正してくれたおかげゴーン・インジェント皇太子も大分成長してくれました

あぁ、オリビアの姐様が殿方で婚約者だったらと思っていたこともありました

偶然の事故でオリビアの姐様とキスをしてしまいました。オリビアの姐様からは・・・


【オリビア・インジェント】

「偶然の事故よ、気にしなくていいわ」


オリビアの姐様は気にしなくていいと言われました。私は心臓バクバクなのに・・・

そんな姐様も結婚しました。御相手は当時、アスファード公爵家の令息のカルロス・アスファード殿でした。私はこの時ばかりはカルロス殿を敵視していましたがオリビアの姐様に嫌われたくないので諦めました

私はゴーン・インジェント皇太子との結婚前日にオリビアの姐様と姉妹の盃「同じワイングラスの白葡萄酒に姐様と私の血を入れ、飲み合う儀式」を交わし私たちは義姉妹の契りを結び、その夜は姐様と一緒のベッドで就寝しました

いっておきますけど皆さんの想像していることは起きなかったので・・・はぁ~

まぁ私の話はさておき、陛下からオリビア姐様の娘で私の義理の姪のミーナ・アスファードと私の息子のマルス・インジェント皇太子との婚約がありましたがオリビアの姐様が反対のご様子でした。私はお茶会の名目でオリビアの姐様に反対の理由を聞くことにした


【イリス・インジェント】

「なぜ息子との婚約に反対なのですか?」


【オリビア・アスファード】

「しいて言うなら勘ね」


【イリス・インジェント】

「勘でございますか?」


【オリビア・アスファード】

「私の勘は当たるのよ」


当時、半信半疑だった私はオリビアの姐様の勘が当たるとは知るよしもありませんでした


イリス・インジェント皇后の一方的な片思いですね

後日談ですがオリビア・アスファードが亡くなった当日にオリビア・アスファードの遺体のそばでイリス・インジェントは毒杯を飲み、後を追うように亡くなります

18禁版の男性向け小説「姉妹の盃」を執筆したので是非御覧ください

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