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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(本編)
6/42

閑話:皇帝の憂鬱

私はインジェント帝国皇帝のゴーン・インジェントである。私は先帝である父上の嫡男として生まれた。生まれながらの皇太子として蝶よ花よと育てられた私には天敵がいる。それは私の姉、オリビア・アスファード、普段はおしとやかで優しく淑女のような女性なのだが、一度怒らせると淑女の仮面をかなぐり捨て、高貴な御方とは思えない口の悪さと怒号、折檻が飛んでくる。主に被害を受けているのは私だけども。私が使用人たちに悪戯をすると・・・


【オリビア・インジェント】

「ちょっとお話しましょう」


私はオリビア姉上の部屋に連れていかれ・・・


【オリビア・インジェント】

「いずれ国の親になる人間が何やっとんじゃ!こらぁ!」


再びオリビア姉上の怒号と折檻を浴びせられたが、なぜか知らぬが気持ちよくて癖になってしまった

そんな姉上も結婚し子供が生まれた。私も皇后のイリスとの間に生まれたマルスとオリビア姉上の娘で姪のミーナと婚約を結ぼうと考えた矢先、オリビア姉上が・・


【オリビア・アスファード】

「皇太子との婚約を辞退します」


宰相でオリビア姉上の夫のカルロス公爵から口頭で伝えられ、私は周囲の制止も聞かずにカルロス公爵の屋敷に押し掛けました

そしたらオリビア姉上が待ち構えており・・・


【オリビア・アスファード】

「陛下、ちょっとお話しましょうか?」


私を連れて部屋に入った途端に・・・


【オリビア・アスファード】

「てめぇの小便臭いガキとの婚約なんてお断りじゃ、ボケェ!」


【ゴーン・インジェント】

「ブヒー!ありがとうございます!」


また怒号と折檻を浴びましたが周囲の説得もあって何とか婚約を結ぶことができた

現在、私はカルロス公爵と仕事をしていると家臣からオリビア姉上が皇太子の部屋に向かっていると知らせを受けた時、私は胸騒ぎを覚え、イリスとカルロスとともに皇太子の部屋へ向かった

ゴーン・インジェント自身、自覚してませんが、かなりのシスコンでドMです

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