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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(番外編)
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新しいシマとシノギ③(オリビア農場)

ごきげんよう、オリビア・アスファードです

私は皇都に到着し、陛下にたっぷり恩返しを済ませた後、屋敷に戻り、休息を取りました

先程、衛兵の二人組が辞表を出してきたと二人組の上司が私に下へ尋ねてきましたが、私から見て、あの二人組はなかなか有能で働き者なので逃すわけにはいきません

フフフ、簡単に逃れられると思うなよ

屋敷に残り、公爵家のシマの報告書を読んでいました

開拓地の方は予定よりも早く農場が出来上がるみたいです。私の出した方針が予想以上の効果を発揮し、移民の人々のやる気と体力が半端ないようです

部下の報告によると移民たちは疲れを知らずに日夜を問わず、寝る間を惜しんで農場の完成に尽力した

さすがにやりすぎなので私は急がずにちゃんと睡眠を取り、ほどほどにするよう返事を書き、開拓地へ送った。すると交代で作業をするようになったと報告がありました。

次に部下からの報告で移民の人々が、この農場を【オリビア農場】と名付けたいと陳情が来ており、許可を頂きたいと願いがありました

とりあえず私は許可を与えました。さらに数ヵ月後に移民たちのやる気と投資によって、とうとう完成させた

部下からの報告で移民たちが是非、見に来てほしいと陳情が来ていた

せっかくなので行ってみることにした


【オリビア・アスファード】

「いやはや、ここまでやるとは」


私は【オリビア農場】を直接見て、彼等の底力に圧倒された

【オリビア農場】は大自然の中にそれぞれの分野の施設があり、住居もあり工房もあった


【移民の代表者】

「オリビア様、お久しぶりです!」


【オリビア・アスファード】

「農場を見たわ。こんな早くに完成させるなんて正直驚いたわ」


【移民の代表者】

「全てはオリビア様の庇護のおかげにて我等は農場を完成させることができました」


【オリビア・アスファード】

「それで体調の方はどうなの?寝る間も惜しんでやってたみたいだけど」


【移民の代表者】

「はい、オリビア様の命令でキープいたしましたので皆は体調は良好です」


【オリビア・アスファード】

「なら、いいんだけど」


【移民の代表者】

「オリビア様、せっかくですので農場を御案内いたします」


【オリビア・アスファード】

「せっかくだから観光していくわ」


移民の代表者の案内で私は整備された馬車鉄道に乗り、各施設を見て回った


【移民の代表者】

「まずは酪農工房です。畜舎も完成させ乳牛と山羊の家としてます。乳牛と山羊の乳で作った乳製品は鍾乳洞にて保存しておりますので長持ちさせています。牛の山羊の乳搾り体験も行っています」


私は早速、牛乳や山羊乳、乳製品を味わいました。牛乳はまろやか、山羊乳は相変わらず青臭かったですが、乳製品はミルクの味が濃くまろやかでした。牛と山羊の乳搾り体験に挑戦し、緊張しましたがアドバイスを受け、乳搾りをすることができました


【移民の代表者】

「次に畜産工房です。こちらは食肉、鶏卵、羊毛、観賞、労働力等に従事させています。餌やりや乗馬も行っています。食肉は鍾乳洞で保存していますので食べられます」


代表者の案内で飼育小屋や観賞施設等がありました。特に兎は可愛かったですが、牛舎辺りは臭いがきつすぎです。動物に餌やり楽しかった。兎が可愛い!乗馬も手綱をしめる人がついており、乗馬を楽しみました


【移民の代表者】

「次に養蜂工房です。こちらは蜜蜂が集めた蜂蜜が販売されています」


私は試しに蜂蜜を舐めてみましたが、味が濃くてまろやかな味わいでした。こちらはパンとヨーグルトにつけるといいそうです


【移民の代表者】

「次に森林工房です。こちらは様々な木工製品を作り、ここにきた観光客へのお土産として販売いたします」


私は木工製品を拝見しました。木彫人形がリアルに出来ており、まるで生きていると錯覚されるほどの迫力でした。お土産に兎の木彫人形を貰いました


【移民の代表者】

「次に畑工房です。こちらはカンショ(サツマイモ)の料理と保存食を作っています。カンショの他にも他の野菜も作っています」


畑工房はカンショ(サツマイモ)の他にも様々な野菜があり、それを使った料理と保存食が作られました。畑の方を見てみると様々な野菜も栽培され、他の畑は馬によって耕されていた

取れ立ての新鮮な肉と野菜で作った料理は意外と美味しかったです

ついでに河川を見てみると用水路が整備されていた。用水路を専門した人が移民に含まれていたらしく移民たちの農業&生活用水の役割を果たした


【オリビア・アスファード】

「いや~貴方たちの執念には脱帽したわ」


【移民の代表者】

「はい、私たちは様々な理由で住む家を失ったり故郷を離れたり、捨てたりする者がいるので皆は安住の地を得たいという一心でここまで来ました」


【オリビア・アスファード】

「そうだったわね」


【移民の代表者】

「オリビア様、農場は完成させましたが観光客は私たちの力では呼ぶことはできません。どうか御力をお貸しください!」


【オリビア・アスファード】

「もちろんよ!任せなさい!」


私は移民の代表者たちから見送られ皇都に到着した。そして私は御用商人たちを使い大々的に宣伝をした

【オリビア農場】は御用商人たちの宣伝により徐々にですが観光客が集まっているようです

私としてはシノギが増えれば問題なしですが移民たちの力によるものなので兎の木彫人形を見て彼等には感謝しています



新しいシマとシノギ③はこれにて終了します

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