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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(番外編)
40/42

衛兵は見た②(閲覧注意)

別の意味で残酷描写あり

みんな覚えているか。衛兵Aだ、知らない奴は「閑話:衛兵は見た」を参照してくれ。話を戻して今、相棒の衛兵Bとともに城中の噴水広場にいる。なぜいるのかというとオリビア様が俺たちの前へ突然現れ・・・・


【オリビア・アスファード】

「あら、久しぶりね、貴方たちを探していたのよ。ちょうど良かったわ。貴方たちに臨時の仕事よ」


オリビア様の命令でここで見張り番をすることになった。よりのもよってどうして俺たちを選ぶのか

そして俺たちのそばにいる御方なんだけど・・・・


【衛兵A】

「なあ、衛兵B」


【衛兵B】

「なんだ兄弟」


【衛兵A」

「この御方ってまさか」


【衛兵B」

「聞くな、我々は見張り番としての任務に従事するんだ。余計なことを考えるな」


【衛兵A」

「ええ~」


俺たちのそばにいるのは口は猿轡をされ目隠しをされ、パンツ一丁で亀甲縛りで正座している男である

表札があり、「この男は変態である」という文字のみが書かれていた。しかし誰がどうみてもあの御方しかいない。できれば信じたくない


【???】

「フゴー!フゴー!」


例の御方は猿轡をされているのか喋れていないが、なぜか知らないが興奮していた


【衛兵A】

「相棒、俺たち、これからどうなるんだ」


【衛兵B】

「衛兵A、長生きしたいなら余計なことは考えるな!」


俺たちは余計なことは考えずにいつも通り見張り番をしている。今日は曇りなき快晴、ここには人通りがあるので、武官・文官・女官等が通り、皆この御方の姿を見るや、そそくさと去っていく。みんなも分かっているんだな、分かっているから、あえて触れないようにしているのか、単に関わりたくないの2つだと俺たちはそう思いたい


【オリビア・アスファード】

「見張りご苦労!」


そこへオリビア様が現れた


【衛兵A&B】

「こちらは異常ありません!」


するとオリビア様は例の御方の下へ行き、猿轡を外した


【オリビア・アスファード】

「気分はどうかしら?ゴーン・インジェント皇帝陛下?」


【ゴーン・インジェント】

「はぁ、はぁ、放置も悪くありません、はぁ、目隠しされても視線を感じるから余計興奮する!」


知ってたよ!!できれば外れて欲しかったよ!!


【オリビア・アスファード】

「フフフ、貴方にはもう1つプレゼントをあげるわ」


【ゴーン・インジェント】

「はぁ、プレゼントですか、はぁ」


【オリビア・アスファード】

「えぇ、これよ」


するとオリビア様は馬用に使う鞭を懐から出した。オリビア様は鞭を使い、陛下に向かって振るった


【ゴーン・インジェント】

「ブヒー!!」


【オリビア・アスファード】

「おい、能無しの豚野郎、これが欲しかったんだろ!そうなんだろ!この出来損ないの変態が!!」


【ゴーン・インジェント】

「ブヒー!!ありがとうございます!!」


俺たちは何を見せられているんだ。オリビア様が鞭を振るっている最中でも武官・文官・女官等がここを通り、この場面に遭遇するとみんな駆け足で去っていった。こりゃ完全に関わりたくないってことで決まりだな。できれば俺たちも逃げたい!でも逃げられない!するとオリビア様が鞭を振るうのを辞め、再び陛下の口に猿轡をはめて、俺たちの方へ向かった


【オリビア・アスファード】

「貴方たち、これは臨時の報酬よ」


オリビア様は妖艶な笑みを浮かべ、俺たちに金貨20枚ずつ渡した


【衛兵A&B】

「あ、有り難き幸せ!!」


【オリビア・アスファード】

「引き続きよろしく」


そういってオリビア様は去っていった

未だに興奮している陛下を置いて・・・


【衛兵A】

「なあ、相棒」


【衛兵B】

「何だ」


【衛兵A】

「俺、この仕事辞める」


【衛兵B】

「奇遇だな。俺もだ」


俺たちは見張り番の仕事を終わらせ、上司に辞表を提出した。しかし却下された。なぜかってオリビア様の鶴の一声で俺たちは衛兵の仕事を続けることになったからだ。なぜか知らないが女帝に気に入られてしまった。


【衛兵A&B】

「理不尽だーーーーー!!」


俺たちは空に向かって叫んだ


【カラス】

「アホー、アホー」


帰ってきたのはカラスの鳴き声だけだった





衛兵A&Bは変な意味で女帝に気に入られてましたね

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