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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(番外編)
38/42

新しいシマとシノギ③(分野)

ごきげんよう、オリビア・アスファードです

愚弟と夫に頼んでいた人手のおかげで、辺り1面の野原が整備されていきました。やはり人がいるのといないととではこうも違うんですね


【酪農方面】


【オリビア・アスファード】

「まず酪農は乳牛と山羊の購入をアスファード公爵家が行う。そこでは乳牛と山羊の乳でバターやチーズ等の乳製品を作り、販売することにした」


【移民の代表者】

「なるほど」


【オリビア・アスファード】

「畜舎の建設する間は乳牛と山羊には自然の中で暮らしていくつもりだ」


【移民の代表者】

「恐れながら雨の中でも牛と山羊は外で過ごしています。牛と山羊は我々が思っているほど平気でございます。恐れながら放牧の方が自然に近い家畜たちにとっては安心できるかと」


【オリビア・アスファード】

「そうか、もちろん放牧にする予定だ」


【移民の代表者】

「ははっ!恐れいります」


【畜産方面】


【オリビア・アスファード】

「次に畜産は肉牛と豚と鶏と馬と羊と山羊と兎と合鴨を購入し、飼育及び肉の生産及び販売を行う。馬は労働力として使い、馬車鉄道を整備して農場の移動とするわ」


【移民の代表者】

「分かりました」


【オリビア・アスファード】

「まぁ、畜舎ができる間はこれまで通り自然の暮らしね。ただ、家畜が逃げないように工夫しないとね」


【移民の代表者】

「分かりました」


【養蜂方面】


【オリビア・アスファード】

「さて、次は養蜂だけど。一応、蜜蜂小屋を作ったんだけど、蜜蜂が来ないのよ」


【移民の代表者】

「恐れながら、蜜蜂を呼ぶのであれば花壇と庭場と水場を整備いたしましょう。蜜蜂は単弁花から蜜を取っています。蜜が集まりやすいので蜜蜂はよく好みます。あとはハーブを整備しハーブの香りで蜜蜂を呼びます」


【オリビア・アスファード】

「続けて」


【移民の代表者】

「はい、次に庭場でございますが自然に近い形がよろしいかと思います。蜜蜂が安心して居住できるようにいたします。最後に水場ですが広くて水深は浅くした方が良いと存じます。あと、置き石を設け、蜜蜂たちの着地場といたします」


【オリビア・アスファード】

「やはり、その道に精通している者の言葉は違うな」


【移民の代表者】

「恐れいります!実は私の実家は養蜂を営んでおりまして、私も多少精通しております」


【オリビア・アスファード】

「そうか、養蜂についてはそなたたちに任せる」


【移民の代表者】

「ははっ!」


【林業方面】


【オリビア・アスファード】

「次に林業だが、斬り倒した木から木工製品を作り、販売することにした!斬り倒した場所は新しく植林する予定である」


【移民の代表者】

「分かりました」


【オリビア・アスファード】

「だが、なるべく乱伐はするなよ。木工製品が作れなくなるし、自然と共生という私の計画が潰れる」


【移民の代表者】

「心得ました」


【農業方面】


【オリビア・アスファード】

「次に農業だが私は救荒食物を植えようと思う。万が一飢饉があった場合に備えてカンショ(サツマイモ)を栽培することにした」


【移民の代表者】

「分かりました。飢饉は我々、民にとっては恐ろしいものです。飢え死に防ぐためにかつては間引きや老人を山に捨てる習慣がありましたので」


【オリビア・アスファード】

「そうか。恐ろしいものだな」


【観光方面】


【オリビア・アスファード】

「最後に観光業だが農場が完成した後に人を呼ぶことにする。この土地で作った製品で収入を得る予定だ」


【移民の代表者】

「なるほど」


【オリビア・アスファード】

「あと、この土地には幾つか鍾乳洞があって天然の冷蔵庫の役割を果たすから食品の保存に向いているわ」


【移民の代表者】

「分かりました」


私は一通り、移民の代表者に説明し、作業を見守り続けた

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