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ハーフオーガのアリシア36 ― 学園への旅行Ⅸ ―


 宿を出たアリシアは、ガラスと鉄とどっちを先に買おうかなと考える。


 鉄を買ったところの会頭さんは、立派に見えて偉いような感じだったのでちょっと気後れするけれど、ガラス工房の鱗人族(リザードマン)の店主の人とはおしゃべりもしたし、話しやすいから、ということで、アリシアはガラス工房の方から先に行こうと決めた。


 それより誰か一緒についてきてくれてもよかったのに、とアリシアは少し不満に思わなくもない。

 コージャさんとコロネさんとウィッカさんは一緒に出かけたのに、なんで自分は独りで歩いているんだろうか。

 アリシアは大鬼族(オーガ)で体が大きいから、周りの只人からは、立派な大人みたいに扱われがちだけれども、実際はまだ十五歳の女の子でしかないから、そうでもなかったりする。



 まあともかく、アリシアは記憶を頼りにガラス工房に向かって歩く。


 道はひっきりなしに馬車や人が行きかっていて、それらのたてる土埃が夕日でよく見える。

 少し陽が落ちつつあるけれども、夏だから、それでもまだ暑い。

 ヴルカーンさんが作ってくれた温度調節機能付きの胸甲と帽子を付けているので、そこは涼しいけれど、手とか下半身とかはそうでもなかった。



 ◆



 ガラス工房に着くと、工房の人がアリシアを見つけて声をかけてくれたので、鱗人族(リザードマン)の店主の人を呼んでもらう。


 やあやあ、どうされました? と言いながら店主さんが出てきて、話を聞いてくれる。

 アリシアは、ガラスの食器とかを買いたいんですが、と店主さんに言って、それ以上のことは、よく分からないので、お嬢様が書いてくれた手紙と書類を差し出した。


「……こっちは鉱山のほうの会頭宛てですね。私のはこっち、拝見しますよ」

 店主さんはそう言って、お嬢様からの手紙を読み始めた。

 

 すぐに読み終わって、店主さんはアリシアに

「アリシアさんがお買いになる分を適当に見繕ってやってくれ、みたいに書いてありますが、ガラス類をご購入になる予算はいかほどで?」と聞いてくる。


 アリシアはそんなことは何も考えていなかったけれど、月に給料が金貨30枚もらえるから、10枚だけ残して、ガラスに10枚、鉄に10枚にしようと決めて「金貨10枚でお願いします」と言った。


「分かりました、用意しましょう」と言って、アリシアを倉庫に案内してくれる。

 倉庫には棚がいっぱいあって、そこにキラキラと輝いて、とても高価そうなガラスのコップやお皿や壺がたくさん置いてある。

 

 店主さんは木箱を幾つも持ってきて、そこに藁をたくさん詰めてから、

「これと、これと……これも付けよう」

などとぶつぶつ言いながら、ひょいひょいと棚から、コップやお皿を取っては紙に包んで、それから藁の入った箱の中に入れていく。


「金貨10枚分というと大体こんなもんですね。こっちのほうがいいとか、これは要らないとかありましたら入れ替えますが」

 店主さんはそう言ってくれたけれど、どれもこれもきれいだし、よくわからない。

 ひとつだけ欲しいコップを選べとかいうなら、選べるかもしれないけれど、コップやら皿やらを何十も買うわけだし、そんなにいっぱい選べないから

「じゃあこれでお願いします」と言って梱包してもらう。


 では受取証を書いていただけますか、と言いながら、店主さんはお嬢様が書いてくださった手紙と一緒になっていた紙を出してきた。

「これもう大体できてますからね、買ったものの種類と数と、値段のところは金貨10枚と書いていただいて、あと右下に名前を入れていただければいいですよ」


 それで店主さんの言うとおりに、お嬢様が作ってくださった書類の真ん中あたりに、

ガラスのコップがいくつ、ガラスの大皿がいくつ、ガラスの小皿がいくつ、ガラスの花瓶がいくつ、ガラスの砂糖壺がいくつ、と書いていく。

 その下に【代金として    を支払い、上記商品を受け取りました。】と書いてあるところの空白部分に“西方帝国正金貨10枚”と書き込み、

【日付:       】の欄に、西方帝国歴528年7月18日、と書き込み、

【住所:       】のところには、何を書いたらいいのか分からなくて困っていると、

「あなたどこに住んでるんです?」とか店主さんに聞かれて、

「伯爵様のお屋敷です」とアリシアが答えると、西方帝国ファルブロール伯領本邸方と書いたらいいと教えてくれたので、その通りに書き、

【氏名:       】と書いてあるところに アリシア・ゴルサリーズ と名前を入れて終わる。


 そう言えば、アリシアはこの書類ではじめて、お嬢様の書いた字というものを見た気がするけど、字はかなりきれいに見える。

 少なくともアリシアよりはだいぶん上手だ。


 そうして店主さんに書類と金貨10枚を渡すと、店主さんは引き換えに、今度は領収書というものを書いてアリシアにくれる。


 紙のいちばん上に領収書と書いてあって、その下に、


 アリシア・ゴルサリーズ殿

 帝国正金貨10枚

 商品代金として上記領収致しました。

 西方帝国歴528年7月18日

 帝国都市ベルクバウシュタッド1-2-4-3番通り3番

 ガラス工房【寒がりの火吹き蜥蜴】店主 カダル・ベルナパス・アピ


 となっていた。


 アリシアは、そうして今はじめて、このお店の名前も、店主さんの名前も知ったのだけれど、店の名前に火吹き蜥蜴とあるので、店主さんは火が吹けるのかなと思ってまじまじと顔を見てしまう。

 けれども、火が吹けるんですか? とか聞いたら怒られそうな気がして聞けなかった。


 受け取った商品を腕輪に収納するときになって、そういやこれは誰にでも見せちゃいけないんだと、この腕輪をくれたスクッグさんに言われていたのを思い出したけれど、こっそり収納するにも場所がないし、仕方がないから、商品の入った箱を体に押し付けるような演技をして、なるべく腕輪には注意を引かないようにする。



 それから「鉱山の会頭のところにも行くんだったら送りますよ」

 店主さんは、そう言ってくれて、アリシアは、ひとりで行くのは少し気後れしていたから、ありがたく送ってもらうことにした。



 ◆



 アリシアさんも公女様について学院に行かれるんですか? とか色々と店主さんは話を振ってくれて、アリシアは楽しくお話をした。

 あんまり緊張もせずに話せるのは、店主さんの見た目は蜥蜴だし、人間離れしているからだろうか、とアリシアはなぜか分からないがそう思った。

 


 道をどんどん歩いて、山の際の、お嬢様が鉄を仕入れた建物のところまで行く。

 建物の前の門番さんに向かって、店主さんが気安い様子で手を上げながら

「よう、会頭さんはいるかい?」というと門番の人がさっと引っ込んで、会頭さんを呼んできてくれた。


 自分ひとりで来ていたら、こうスムーズにいったかどうか分からないから、店主さんについてきてもらって良かったとアリシアは安堵する。


 おや、どうされました? などと言いながら会頭さんが出てきたので、お嬢様からの手紙を渡すと、ふむふむ! と言いながら読んでくれて、それから倉庫に案内してくれた。


 金貨10枚を渡して、かわりに鉄のインゴットを160本もらい、受取証の空欄を埋めて渡して、引き換えに領収書をもらう。

 二回目だから住所のところでまごつくこともなく、スラスラと書けて会頭さんに褒められた。


 倉庫から出て部屋に案内されて、お茶をいただきながら会頭さんと店主さんと雑談する。

「少しおまけしておきましたからね、今後ともよろしくお願いいたしますよ。

 荷物袋の異能持ちは貴重ですからねえ」

 そう言われてアリシアはそんなものかと思うけれど、実際のところはよく分からない。


 さっき買った、ガラスのコップとか花瓶とかは綺麗だから売れそうな気がするけど、今買った、ただの鉄の塊なんか売れるのかという気もする。

 けれども今さらやっぱりやめますというわけにもいかない。


 

 会頭さんが壁にかかった時計をちらりと見て、

「そろそろ良い時間ですな。伯爵閣下と公女様にお迎えの馬車を出しますから、それについて、いったん宿までお帰りください。私もご一緒します」

 アリシアにそう言ってから、次は店主さんのほうを見て、大もぐら亭で宴会があるからお前も来い、と声をかけた。


「私もいいんですかい?」

 そう店主さんは言ったけれど、なんか尻尾がそわそわしたふうにシュルシュル動いていて、嬉しそうだった。


「いいどころか歓迎の宴会だからな、人が少ない方が問題だ。お前のところでも大量に仕入れていただいたんだろう? 不義理をするのはあり得んぞ」


「へへ、それじゃありがたく。公女様の差し入れは旨いからなあ……今回も何かくださったんですかね?」


「ああ、魚介に酒に果物にとたくさん頂いたぞ」


「おお、流石はいとも寛大なる公女様! こりゃぼやぼやしちゃいられない」

 店主さんはそう言って、ささ、行きましょう行きましょうと会頭さんとアリシアの背中を押さんばかりにして急かした。



 ◆



 宿へ向かう馬車が、三台連なって走っている横をアリシアが並走していると、馬車の上から会頭さんが

「すみませんね、歩かせてしまいまして」

 そう言ってくれるのにアリシアは「いえいえ」と返事をしたけれど、そういえば、馬車って乗ったことないから、一度乗ってみたいものだと思ったのだった。



 宿に着いたらアリシアは「ちょっと皆を呼んできますね」と断って、宿の最上階の部屋に駆け上る。


 部屋に入ると皆で準備をして待っていてくれたけれど、お嬢様だけはアイシャさんに抱っこされながら「まだねむいの」とかなんとかご機嫌が悪そうにぐずぐずと言っていた。

 すごく見た目通りに赤ちゃんみたいでかわいい。


 皆を宿のおもてに停まっている馬車の前まで案内したところで、ご領主さまもそう言えば居たんだったとアリシアは思い出して、また宿に入ったけれど、ご領主さまの部屋がどこにあるのか分からなかったので、宿の人に言付て呼んできてもらった。


 やがてご領主さまと臣下の皆さんが出てこられて、会頭さんからご領主さまへのご挨拶も済んだので、ご領主さまが「じゃあ行こうか」とおっしゃって、皆で出発する。


 今日は会頭さんが回してくれた馬車に馬がついていて、ウィッカさんが馬車を曳く必要がなかったから、ウィッカさんがお嬢様たちの乗っている馬車の前じゃなくて、馬車の横で並走している。

 それでアリシアはその反対側を走って、馬車を挟むようにした。


 アイシャさんに抱っこされていたお嬢様は、馬車の振動でさすがに寝ていられなくなったのか、目を覚まして、きょろきょろして、アリシアを見つけると

「ちゃんとかえた?」と聞いてきてくれた。

「大丈夫でした。ちゃんと買えました」とアリシアが答えると、お嬢様は嬉しそうににっこりして

「そう、よかった」とおっしゃった。



 ◆



 馬車といっしょに、街の奥、つまり山のほうへ少し走ると、少し奥まった場所に、四階建てくらいありそうな、石造りの建物があった。

 建物の窓や、壁から吊るしてある術石の入った角灯が、陽が落ち始めて少しだけ薄暗くなった街を煌々と照らしている。

 馬鹿でかくって、無駄に見えるくらい贅沢に灯りをいっぱい点けてあるあたり、いかにもこの街らしい建物だった。


 馬車から降りて、案内された大きな広間は、アーチ型の高い天井から灯りがいくつも下がっていて、とても明るくてきれいな部屋だった。

 広間の中には丸くて大きなテーブルがいくつも備え付けてあって、その周りには椅子が並べてあって、そのテーブルの上には料理とか飲み物とかお酒とかがたくさん用意されてあるのが見える。

 テーブルの周りには人が何人かずつ立っていて、全部で五十人くらいいるだろうか。


 広間に入って

「ファルブロール伯閣下ならびに御公女様方がいらっしゃったぞ!」

 と会頭さんが声をかけると、中にいた人たちが拍手をしたり、お手に口づけを! と言ったりする。


 中の人たちの顔を見ると、お嬢様が買ったものの支払いをしに行った銀行の頭取さんであったり、お嬢様にお腹を切って腎臓を取り換えてもらったおじさんであったり、お嬢様が小麦をいっぱい売った問屋の店主さんだったりした。

 よく見ると誰も彼も、お嬢様が何かしら売ったり買ったりしたときに付いていった先で見たことがある顔のような気がする。


 会頭さんが先導して、奥の方のテーブルに案内してくれたので見ると、そこにはお嬢様用らしきお子様用の椅子や、アリシアのためのものらしきでっかい椅子や、ウィッカさんのものらしき分厚い敷き布が用意されていた。


 皆がそれぞれ自分の椅子のところに立つと、会頭さんが挨拶を始める。


「今宵はファルブロール伯閣下ならびに御公女様のご臨席を賜り、このような宴の機会を持てましたこと、誠に喜ばしいことであります。

 とりわけ御公女様におかれましては、街のものを治療していただき、また非常に多くのお取引をいただき、街全体が一息つけましたこと誠に感謝の念にたえぬものであります。ささやかではございますが、今宵の宴をお楽しみいただければ幸いであります。

 ファルブロール伯閣下ならびに御公女様、またこの街に祝福あれ!」


 するとそれに答えるように、皆が「祝福あれ!」と一斉に唱和する。


 それから今度はご領主さまが立ち上がって

「このような宴に招待してくれたことを感謝する。私と妻と娘は、この祝福された街と非常に良い関係を築いてきた。これからもまたそうであろうし、そうであることを願いもする。この街に平穏と発展のあらんことを」


 するとまた答えるように、皆が「平穏と発展のあらんことを!」と唱和して、それから皆で拍手をする。

 それから会頭さんが「では暫しお楽しみあれ」というと、皆が席に着き始めたので、アイシャさんがお嬢様をお子様用の椅子に座らせるのを待ってからアリシアも、その隣の席についた。


 皆が料理を食べ始めると、給仕の人らしき男の人や女の人が入ってきて、テーブルについて料理を持ってきてくれたり、空いた飲み物の瓶を新しいものと替えてくれたりして、色々と世話を焼いてくれる。


 それからしばらくは、お嬢様やアリシアたちだけで話をしながら楽しく食事をしていたけれど、皆がある程度食べたところで、会場の人たちが席を立ってはお嬢様のところにやってきて挨拶をしては、贈り物をテーブルに置いていったりするのだった。


 アリシアとしてはいちおう護衛なんだから、お嬢様がよその人と話をしている間に、下を向いてご飯を食べているわけにはいかないから、お嬢様に挨拶する人が来るたびに、食べる手を止めて見ていないといけない。

 お嬢様も食事の邪魔をされるからか、少しだけ嬉しくなさそうなお顔だった。


 挨拶にくるのはつまり、お嬢様が色々買ったり売ったりした問屋さんとかお店の人たちで、お金が儲かったからか、皆にこにこしている。

 特に薬問屋の店主のおばさんは、すごく上機嫌で長いこといっぱい喋りまくって、それからあっという間の早業で、お嬢様のぷにぷにの足を手に取って、そこに口づけしてから帰っていった。


 アリシアは護衛なのに何だか出し抜かれたような気がして悔しいような気分になり、そんなことしていいのかという疑問や、そんなことしていいなら私もしたい! というような思いも湧いてきて混乱していると、お嬢様の逆隣りに座っていたアイシャさんが、お手拭きで、そっとお嬢様の足を吹いていたから、やっぱりやめておこうと思ったのだった。



 そうして挨拶がようやっと途切れて、テーブルに贈り物の山ができたあたりで、おじさんたちが三人で、それぞれ贈り物らしきものを手に持って、やってくるのが見えた。

 一人は鉱山の会頭さんで、もう一人は銀行の頭取さん、最後のひとりはお嬢様にお腹を切って腎臓を取り換えてもらったおじさんだった。確かゴドウィンさんとかいう名前だっただろうか。


 お嬢様は、そのおじさんたちがやってくるのを見ると

「あーっ、まだねてなくちゃだめじゃない!」とゴドウィンさんに言った。


 叱られたゴドウィンさんはちょっとしょんぼりしてしまう。

「いや、その会頭と頭取からですね。新鮮な海の魚をいただいて、刺身が食べられるし米酒もいただいたぞと言われまして、それにお礼も申し上げようと思いまして、その体調もすごく良いですし……」


 そう言われたお嬢様がきっと睨むと、会頭さんと頭取さんがさっと目を逸らす。


「……それでさっきお刺身とお酒をいただいたんですが、もう本当に、本当においしくて、塩は控えろ、酒も控えろ、肉も魚も少しにしろ、と医者から言われておりましてね。さっき数年ぶりに醤油をかけた刺身を米酒でいただきましてね、もう本当においしくて、おとといまでもういつ死ぬかと思ってたのに、今はすごく体調もよくて、刺身もお酒も本当においしくて……」


 ゴドウィンさんは、そう言うなり絶句して、ぼろぼろと涙をこぼし始めた。


 お嬢様は目をぱちくりとして、それから

「……もう! わかったわよ。にけんめ(二件目)はだめだからね! これがおわったら、ちゃんとびょういんまでおくりとどけるのよ!」と言った。


「はい、確かに!」

「承知しました!」

とか会頭さんや頭取さんは口々に返事をする。

 それから、おじさんたちは、贈り物をお嬢様に渡してから、ご挨拶をして席に戻っていった。



 それからしばらくして、デザートが出てきて、食後の珈琲をアリシアが飲み終わったあたりで、銀行の頭取さんが終わりの挨拶をして、宴会がお開きになった。

 ご領主さまはまだ何人かの人たちと別の店でお酒を飲むということだったけれど、お嬢様は赤ちゃんだから、今日はこれで終わりで、お嬢様とアリシアたちは宿に帰った。


 それから皆でお風呂に入って、それから部屋に戻ったらお嬢様が、貰った贈り物のなかから、お菓子をひと箱くださったので、アイシャさんがお嬢様を寝かしつけて戻ってくるのを待って、それから皆でお茶とお菓子をいただいて少しおしゃべりをして、それから寝た。



 翌日は、街の人たちが集まって見送ってくれるなか、アリシアたちは昼ごろに宿を出発する。

 病院へ寄って、お嬢様がゴドウィンさんの様子をみて、それから街を出た。


 そこから数日また旅をして、ようやくアリシアたちは学院に到着したのだった。



 ■tips


 西方帝国の暦は、1年が365日または366日であり、これは現代地球と同じである。

 1年は13の月に分かれ、1月から12月までの各月は30日である。

 そして12月の後ろに【調整月】や【端月】と呼ばれる5日または6日の月がある。


 ■ 

 

 ▽アリシアのお買い物メモ

 ・鉄インゴット160本を金貨10枚で買った

 ・ガラス食器・砂糖壺・花瓶など 数十個を金貨10枚で買った


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