「小さき少年の犯罪〜それは科学でも立証出来ない〜」
小林蒼太は、共働きの両親が仕事を終え、自宅に帰ってくるまではよく友達の家で遊んだり、部屋でおもちゃと遊んだりするのがいつもの日常だった。
そして、蒼太には誰にも言ってはいけない秘密があった。
『いい蒼ちゃん。この事は、ばぁばとのふたりっきりの約束だよ。わかったかい?』
大好きなお兄ちゃんが、車の事故で空にいった時、田舎に住んでる祖母が、泣きながら眠る蒼太に向かって言った。
“寂しくても、僕にはお友達がいる。パパやママがいなくても、みんながいる。”
でも······。
「許さない!許さない!僕を裏切ったら許さない!」
真っ赤な顔をし、蒼太は部屋の一点を見つめて叫んだ。
そして、蒼太には誰にも言ってはいけない秘密があった。
『いい蒼ちゃん。この事は、ばぁばとのふたりっきりの約束だよ。わかったかい?』
大好きなお兄ちゃんが、車の事故で空にいった時、田舎に住んでる祖母が、泣きながら眠る蒼太に向かって言った。
“寂しくても、僕にはお友達がいる。パパやママがいなくても、みんながいる。”
でも······。
「許さない!許さない!僕を裏切ったら許さない!」
真っ赤な顔をし、蒼太は部屋の一点を見つめて叫んだ。
蒼太
2019/11/14 14:15