運命の出会い
第一話です
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皆さんこんにちは!僕の名前は榊原海斗です!えっ?何でこんなにのんきに挨拶してるかって?それは・・・
「死ぬ!死ぬ!死ぬ!ってーー!!」
真ん前からトラックが突っ込んできたらそうなっちゃいません?
トラックは止まる様子もなく無慈悲に自分の体を弾き飛ばした。
あぁ・・・終わるときってこんなにあっけないんだな・・・
こんなことを考えながら僕は意識を手放した・・・
「ん・・うーん・・・、あれ?僕はトラックにはねられて・・・生きてるのか?ってかどこだここ!?」
辺りを見渡すと背の高い木々に膝より低い雑草がはえている。
「どこかの森か・・・?とりあいず移動しよう」
僕は立ち上がって適当に歩き出した。
「人さえ見つかればここがどこかもわかるし帰れるだろ」
しばらく歩き続けていると湖を見つけた。
「おっ!ラッキー!ちょうど水のみたかったんだよなー」
その湖のみずはとても澄んでいた。それこそ妖精でもいるんじゃないかってくらいに。
「ってんなわけないよなーー」
とバカらしい思考を捨てて水を飲もうとしたとき・・・。
「あなた・・だれ?」
背後からか細い女の子の声が聞こえてきた。振り返ってみるとそこには150cmくらいの女の子が立っていた。
その女の子は服を着ておらず長い黒髪がとてもきれいでまるで本物の妖精のようだった。
「うわぁぁぁぁぁ!だれ!?ってか前隠せーーーー!!」
コトンと首をかしげる女の子。
「誰か聞いてるのは私、それとなんで隠さないといけないの?」
といいながら両手で隠してくれたので落ち着いた。
「僕は榊原海斗、目が覚めたらこの森にいたんだ、君の名前は?」
「私はレイ、よろしくねカイト」
「ところでさここはどこだかわか・・・」
そう聞こうとした、そのとき。
「ワオォーーーン!!」
どこからか声が聞こえた。
まわりをみてみると4体の狼に囲まれていた。
「な、なんだこいつら!?お、狼!?でも日本には狼はいないはず・・・
レイ!あれがなにかしってるか!?」
「ブラッドウルフね、かなり狂暴で集団で人間を襲ってその肉をむさぼる魔物ね」
(ま、魔物!?人をたべる!?なんなんだこれ!?)
あれこれ考えるうちにブラッドウルフはくちらにむかってつっこんできた
「う、うわぁぁぁぁぁぁ」
僕は必死に逃げた、しかしブラッドウルフのほうが速かった。
ブラッドウルフに追い付かれ噛みつかれそうになる瞬間レイが目の前に飛び出した。
レイとぶつかったブラッドウルフはおおきく弾かれていった。
「レイ・・・おまえ・・・」
「・・・カイトはいきのこりたい?」
一瞬レイがなにを言ってるのかわからなかったが即答で
「いきのこりたい!」
そう答えた瞬間ぼくは眩しい光に包まれた。
目を開けるとそこは真っ白な空間だった。頭の中がパニックな僕に彼女はこう言った。
「生き残りたいなら私と契約を結びなさい」
「け、契約?もうなにがなんなんだかわかんないけどここまできたらなんでもやってやる!」
「じゃあ失礼するわね」
レイは少し背伸びをし自ら唇をかさめた。数秒間唇を重ねたあとレイは少し赤くなった顔を離した。
「これからよろしくねカイト」
「ちょっ!?なに!?とりあえず説明してーーー!!!」
気がつくと現実に戻っていた、そして僕の手には一本の大剣が握られていた。
「うわぁ!?なんだこの剣!?」
「ちょっとひどくなーい?さっきあんなに情熱的なキスをしたってゆうのに」
「剣がしゃべった!?ってこの声レイか!?」
「そうよ、わたしは剣精霊、カイトと契約していまはカイト専用の剣よ」
疑問はあまりにも多かったが今は目の前の敵をどうにかするのが優先だと考え剣を中段に構えた。
「いくよ!レイ!」
「ええ、カイト!」
これがのちに世界を救うコンビ誕生の瞬間だった。