いーち
「うわぁ~!すごい!カッコいい!」
「カッコいいわねぇ!」
私の母は若い頃から、アイドルが好きだった。私も小さい頃、何度かライブに一緒に行ったことがある。
「オンマ!」
「なぁに?」
「私もアイドルなりたい!」
そして五年後
私、パク・チェルン十二歳。
事務所の公開オーディションを受けに来ました。
「次の方~!」
「はい!エントリーNo.25パク・チェルンです!よろしくお願いします!」
私は今までこのオーディションに受かるため全身全霊をかけて練習に励んできたんだ!絶対、受かる!
「ありがとうございました!」
お、終わった…
どどど、どうしよう!何回も噛んじゃった!恥ずかしい!もう、受からないかも……
「あの~。」
「は、はい!なんでしょうか!」
「私たち同い年よ?そんな固くならないで?」
「あ、あなた、確か。」
「イ・エナンよ。あなたのひとつ前にオーディション受けたの。」
「やっぱり!パク・チェルンです。よろしく!エナって呼んでいい?」
「えぇ、こちらこそよろしく。もちろんよ、私はチェルンでいい?」
「うん!よろしくエナ!」
このあと、合格発表があって、エナは受かり、私も無事に受かることができた。
「改めてよろしくね、エナ。」
「うん、よろしく。」
この小説は韓国が舞台となっているので、それぞれの話で出てきた韓国語をここで紹介していこうと思います。名付けて~、『ミニミニ韓国語講座』!
1オンマ
お母さん、ママ
という意味です。若い人達もよく使いますが、成人すると、人前では「オモニ」と言うようになります。
次話もよろしくお願いします。