「流星の玄曜観察日記」 ― 玄曜の目について ―
本編とは別の【玄曜観察日記】です。
後宮での日常や、本編では描けない
流星と玄曜の、細かい一面を綴っています。
息抜き感覚で読んでいただけたら嬉しいです。
玄曜の目は、めちゃくちゃ綺麗だ。
天青色。
理想の青磁を思わせる、澄んだ青。
雨上がり、雲が破れるようにして
晴れ始めた空の、あのあたりの色だ。
玄曜から
龍霊雨器――龍の神の涙が雨となり、
工芸品に降り注いだという話を聞いた時、
真っ先に思った。
きっと
龍の神様が泣いたあとの空は、
玄曜の目と同じ色をしていたんだろうな、と。
普段は淡い空色なのに、
光が当たったり、
玄曜の感情が揺れると、
色が濃くなって、きらきらと揺れる。
それが、本当に綺麗だ。
あまりにもじっと見ていたら、
睨まれて怒られた。
それ以来、オレはこっそり見ることにしている。
後宮内でも、
玄曜の目に見惚れている人は多い。
老若男女、みんなだ。
女の子なんて、特に。
でも――
一番よく見ているのは、
たぶんオレだと思う。
もっと近くで見られたらな。
間近で見るには、どうすればいいんだろう。
※作者より
お読みいただき、ありがとうございました。
龍霊雨器と流星、そして玄曜の物語は、まだ続きます。
龍霊雨器、本編は【火・木・土 19時頃】更新です。
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