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『龍霊雨器 ― 脅迫から始まる両片想いの後宮事件録 ―』 〜女装して後宮に潜入したら、正体を見抜いた俺様文官(次期皇帝候補)に囲われました〜  作者: 麻倉ロゼ
第二章 「脅迫同居の次は、強制バディですか?」

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「流星の玄曜観察日記」 ― 朝が圧倒的に弱い件について ―

本編とは別の【玄曜観察日記】です。


後宮での日常や、本編では描けない

流星と玄曜の、細かい一面を綴っています。


息抜き感覚で読んでいただけたら嬉しいです。

 オレの名前は白流星はくりゅうせい

訳あって、女装下女として後宮で働いている。


そしてさらに訳あって、

後宮文官・人気ナンバー1の男――玄曜げんようと、

同居生活を送ることになってしまった。


この玄曜という男、

顔もいい。笑顔もいい。物腰も仕草も、文句なしにいい。

人気ナンバー1というのも、正直納得だ。


ただし、それは――

外面の「文官モード」の時だけ。


本当の姿は、傍若無人。

わがままで乱暴で、人の話なんてまったく聞かない。

俺様気質、ここに極まれり。

それが、真の玄曜だ。


一緒に暮らし始めて、まだ日は浅い。

それなのに、玄曜には謎が多すぎる。


なぜかはわからないけれど、

オレは玄曜のことが、気になっている。

……本当に、なんでだろう。


まあ、いいか。


とにかく、玄曜との生活に慣れるため

こっそり観察して、記録を残すことにした。


その名も――

『玄曜観察日記』だ。



『流星の玄曜観察日記』

― 朝が圧倒的に弱い件について ―

 

玄曜は朝が弱い。

弱いなんてもんじゃない。


まず、自力で起きない。

起きられない、と言ってもいい。


それなのに仕事の日は、オレに

「起こせ」と圧をかけてくる。

なんてめんどくさいんだ!


仕方がない……。

オレは居候だし、脅されている身だ。

大人しく従っておこう。


まず、声をかける。

起きない。


布団を剥ぐ。

起きない。


身体を揺する。

起きない。


これを時間をおいて四回ほど繰り返すと、

もうご飯の時間だ。


さすがに三日目には諦めた。

オレはここではご飯係でもあるので、

先に食事の準備をしておいた方が

効率がいいことに気づいたのだ。


ご飯を作って、ギリギリまで寝かせる。

食卓をご飯の香りでいっぱいにする。


そうすると、なんとか玄曜は

自分で起きられるようになった。

――三日に一回くらいは。


ちなみに、寝つきはめちゃくちゃいい。

……子供か?ってぐらい、すぐに寝る。


なんで知ってるかって?


二回ほど、抱き枕代わりに

寝台へ引きずり込まれたことがあるからだ。


そして朝には、寝起き最悪な玄曜に、

オレは毎回、寝台から蹴り落とされる。


理不尽すぎないか?

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