表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

第4話



「嫌い...だから?」

「えぇ、そうよ」

「普通嫌いだったら声をかけないで避けるものですよね?」

「話を最後まで聞きなさいルース、コホンわたくしが貴方が嫌いな理由は1つ特待生かつ、平民だから詳しく言うと、そうね私が貴方に負けたと言われたようなものだからよ、私はね今まで負けたことはほとんどなかったのよ、それなのにぽっと出の貴方に負けて悔しかったは...けど調べてみたら星を宿した子だからなんでしょ、じゃぁそれでいいかってなるような人ではありませんわ!より嫌いになりましたの...わたくしと同じ時に生まれたのにわたくしは星に選ばれなかったそれだけで憎い...憎たらしいのですわ!!!!!!!!」

(まさかこんだけ1番にこだわってるとは想定外だったなぁ...メイトもそういえばそんなこと言ってたな〜けどじゃぁなんで尚更)

「なんで尚更とか思ってるでしょうけど、声をかけた理由はね、わたくしが貴方に勝てるか!どうか!を判断しようと!思ったのですわ!...ごめんなさいね少し...取り乱してしまいましたわ」

(そうか、1番になれなかったならそいつから1番を奪い取ろうってことね...やっとしっくりきたそうだよね、そうだよね...生まれてからずっと1番で学園内でも1番になるって無意識に感じてて、けどルースが出てきてしかも平民でそりゃぁ妬むし恨むよね、それに加え自分の好きな人を取られたり勉強でも負け続けて...悲しいよレイヤ...)

「これで満足かし...って何その同情の目は」

「あ、いやそんなつもりは無くてですね、レイヤ様の立場になって考えてみたら自分もそうなるかなって思ってしまって」

「あら、理解出来る頭脳はあるのね」

「ええ、そのようです」

「!?」

(そうか、悲しいキャラだったんだな...けどレイヤにはこのままでいてもらいたい私のせいでキャラ崩壊するのはオタクとして御免だ、けどゲーム通りに進め...ないわそうだはただただ私は推しを愛でたいだけそうだよ男に興味はない!じゃぁ大丈夫...だよね?レイヤがなにかしてきても受け入れよう、うんそうしよう)

「さ、帰るわよ」

「え、」

「『え、』ってなんですのまさかわたくしの誘いを断るんですの」

「いやまさか私を誘ってくれるとは思わなくって」

わたくし貴方と話してみてわかったの貴方なら勝てそうってねだからよ」

「そういう事でしたか、じゃぁお言葉に甘えさせていただきます」

(...辛い推しじゃないけどさぁオタクとしてよ?レイヤの心というかプライドをズタズタに引き裂くってわかっててテスト受けるとか...辛いけどまぁ元々原作でもあったし、こういうキャラがちょっと曇ってるの好きだからいいや、うん、そういうことにしよう)

「なら着いてきなさいよ」

「!すみません」

〜下校中〜

「あ、あのレイヤ様」

「何?」

「明日テストですね」

「えぇもちろんわたくしが1番になるって決まってますわ」

「そうですね〜」

「今適当に返事したわね!いいでしょう勝負致しましょうわたくしと貴方どちらが勝つかを」

「は、はい」

(ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛めんどくさい事になった〜けどまぁ可愛そうだけど、ゲームシステム的に負けること確定してるんよな、だったら圧倒一番になって見せてやろう、ゴメンなレイヤ私はこういう展開大好きオタクなんだ)

「なんで笑って...いるんですの?」

「え?笑ってました?私笑ったつもりはなかったんですけど」

「気味悪いですわ...けど明日からのテスト順位が高かった方の勝ちですわ」

「明日からのテストは実技と知識ありますけどどちらで?」

「貴方焦りすぎよ、最後まで聞きなさい勝負は3本勝負1つは実技、2つ目は知識、3つ目は総合ですわ」

「これで2本取った方が勝ちと」

「まぁそうなりますわね、けれど実技は魔法だけじゃなくてよ」

「!」

「ダンスや礼儀作法も見ますの、それでわたくしに勝てるのかしら」

(そっか〜そうだよねダンスや礼儀作法あるよね〜若干忘れてたよォやばいやばいってならないんだなぁこれが親は一般人だけど真夏がお嬢様だったからって言うのとこう言う異世界系のオタクだから真夏の家で結構教えて貰ってたんだよなぁこれが)

「そ、そうですか」

「今更やめようったってそうは行きませんわ必ず勝負はつけますのよ」

(よく良く考えればこの勝負勝っても負けても特にないんだよなこれ罰ゲームとか、そこんとこ抜けてるけど、まぁいっかこれで)

「あ、私こっちなんで」

「あらそう?まぁ明日怖気付いて逃げない事ね」

「はーいさようなら」

「!?何よあの子...」

〜帰宅〜

「ただいまぁ」

「おかえり」

「そういやお父さんは?」

「入学式1回来たけどその後また会社行ったわ、けど夜は一緒に食べるって」

「大変だね〜」

「ね〜」

「そういや夜ご飯豪華なんでしょ!」

「まぁルース明日から寮はいるでしょもしかしたらうちでの最後の食事になるかも...とか思うとねぇ考え深いもんで豪華にしたくなっちゃうのよ」

「そっかぁそうだよね、ちゃんと手紙は送るから」

「えぇよろしく返事ちゃんと送るわ」

「......こんなしんみりした空気明日でいいよ」

「それもそうね」

「私部屋戻ってちょっと寝ようかなぁ」

「昼寝?お昼ご飯も食べてないのに〜?」

「ちょっと疲れちゃったの!お昼ご飯は出来たら起こして」

「ハイハイ、いつまで経ってもワガママお姫様のままね」

「誰がワガママお姫様だい!」

「あはは冗談よ冗談、起こすから寝てらっしゃい」

「はーい」

〜移動中〜

ガチャ

(...ッス〜いやぁ改めて考えを整理しようというかしないとやばい、私は緑川姫乃...ブラック企業勤めのOLでオタク...推しゲームである願叶う星の下でのイベントに行ってる最中目の前が白くなって意識を飛ばしたら...そのゲームの主人公!ルース・スターライトになっていた!!!!!!!!いや、いや、有り得ん...死んだ記憶すらないし...いやけど、意識を失ってそこ交差点だったから引かれたって可能性があるし、第1夢...とは思えないんだよなぁ〜こりゃレイヤの思い自分では具現化できてなかったから夢なら結構...てか大分おかしいんよねぇ...というかまずは私の推しのビジュが良すぎる...近くで見たらなんかネックレス?チョーカー?してんの...はぁ!もう何?それは貰ったの?買ったの?どっちでもいい!私は好きだ、可愛い....愛してる!!!!!!!!他にオタクがこの世界にいなくても私は私の推しを崇め続ける!なんならいい匂いもした...多分いや絶対キャラ崩壊してたよぉ...ごめんルース...オタクが出てしまったぁ〜しかもよ私の推しクソ俺様皇子イデンベルに絡まれた時に助けてくれたし優しい!神!愛す!てか愛してる!やばいやばい...オタクの悪いところでてるでてる...まぁまぁ夢じゃないってことがわかったんだよだってチョーカー付けてること知らなかったもん夢だったら付けてないはずだし、リアル過ぎるし〜まぁ!推しのイベントには行けなかったけど〜推しの居る世界に行けて、あのクソブラック企業に行かなくて良くなったから一石二鳥じゃん!でも真夏に会えなくなるのはちょっと...悲しいかなてか遺品整理とかであれやこれや出てきたら終わる...やばい!やばい!まぁいっか別に気にし...気、気にしないもんねぇ〜だ{震え}悩んでも取り返しつかないんだし!諦めよう!そうしよう!それよりも異世界転生って本当にあったんだ...流行ってはいるけどフィクションだと思うじゃん?てか最近だと悪役令嬢物とか、うちの場合だと推しのメイト様になりそうだけど...シンプル主人公なんだまぁそっちの方が助かる〜プレイヤーだから過去とか色々わかりやすいしー推しとかになった日にはキャラ崩壊しそうで死ぬ...だからラッキーだわ〜まぁ1番はモブが楽なんだけどなぁー、さてと男子共は無視する方向で行くか〜?いや嫌いじゃないキャラはいっかひとまずイデンベルは俺様すぎてウザイからパスで〜いやまぁねゲーム内ではいいのよ?けど推しにあんなこと言うやつはないわーラクスはレイヤのいじめが酷くなるからできるだけ関わらないようにして....そんな感じか?ほかはまぁ2推しのレオンと性格普通の奴しかいなかったはず、もし主人公補正でなんか好きになられてもメイト様しか追いかけてなければさすがに引くでしょてか推しと会話しちゃったよー声がいい...声優誰だろう?ゲームでやるとしたらってできないけど!声ちょっと低めなのいいよォ好きよぉまじ尊い天使!生まれてきてくれて...いや神様さくしゃマジありがとう...いやがちでそしてマジモンの神様私をこの世界に転生させてくれてありがとう!!!!!!!!とりあえず明日は試験日って言ってもクラス分けの為の試験だから気張んなくてもいいだろうけど...感情こもってなくて勝負ふっかけられちゃったし〜演劇部が聞いて呆れるよぉぉまぁ!ゲームの内容全部知ってる私からしてみれば怖いものはないけどなHAHAHA!罰ゲームがないにしろ受けたからには1番とらんとなぁーゲームの仕様上絶対実技と総合で勝てるんだけどね...ま、でも知識の順位でセリフ変わるし、満点とった時のセリフがいいんよなぁ負け惜しみ感がそゆことで全部満点取るぞー!オー!!)

〜数時間後〜

(これがこうだから...こうすればいいは...ずよし!満点〜)

「ルースごはんよー」

「はーい」

(ルースのお父さん全く持って見た目の情報ないからなぁ〜気になってたんだよね)

「あ、お父さん」

「よぉルース」

「おかえり、入学式いたんだね気づかなかった」

「はは、そうかお父さんはしっかりわかったぞルースのこと」

「そりゃね、わかってくれなきゃ困るよ?」

(案外ルースのお父さんって顔いいな....けど隈がすごいし、髪の色が2人ともルースと違うこれは...どういうことだ?うーん魔力の問題なのかね〜わからんまぁいいや今考えたって)

「それで?お父さん次はいつ行くの?」

「明日の朝だよ、明日行って明後日の早朝に着くんだ」

「明日の何時?」

「えっと12時位だったかな?昼のね?」

「あぁ、昼の」

「本当は別の場所に行くんだけど、通過点にあるからってお得意さんと少し話してから行くんだ」

「お得意さん?」

「そう、若いのにすごいキレものなんだよ」

「ふーんそうなんだ、そういやお父さんの仕事ってなんだっけ?」

「前にも言ったけど、子供の頃だったもんなぁ忘れて当然かお父さんはね貿易の取引をしてるんだ」

「ぼ、貿易って政府がやるものじゃないの?」

「普通はね、社長が国王陛下と仲がいいみたいで貿易業を任されているんだよそれでお父さんのいる所が貿易をする部署ってだけで他にも色々しているよ?」

「へぇ〜じゃぁなんでその部署に入ってるの?」

「ほらうちって平民の家系だろ?けどルースが魔法を使えるようになったから色々お金がかかってね家族になかなか会えないけどお給料が沢山でるからって志願したんだよ」

「え、じゃぁ私のせいってこと!?」

「ルースのせいじゃないわよ、お父さんが自分から決めた事だし、ルースが魔力は勝手に発現したものでしょ?人の力でどうこうできるものじゃないは」

「母さんの言う通りルース気にしないでくれ」

「わかった...じゃぁご飯にしよっか!」

「うん、そうね今日は豪華にしたのよ」

「ほんと!?」

「あ、ステーキ、ポテト...これは何?」

「お寿司よお父さんがお土産で買ってきてくれたのよ?」

「へぇーありがとう!お父さん」

「まぁお土産って言っても空港で買ったものなんだが…」

「ふーんじゃぁこのお寿司が有名な国にはまだ言ってないの?」

「鋭いねぇ、それは明日からの仕事で行くんだよ」

「へぇー明日...明日!?すぐ行けるじゃん、じゃぁなんで今日買ったの?」

「いや〜前行ったときに美味しかったからね、すぐ食べないとだし、ってことでみんなに教えたかったんだ」

「ふ〜んそうなんだ」

「話はそれぐらいにして食べましょ」

「はぁい!いただきまーす!」

あけましておめでとうございます(大遅刻)私自身が色々と忙しくてちょこちょこ作っていたので凄く遅れてしまい申し訳ないです。それと2~3当たりは個人的に忙しくなりそうなので投稿は無いかもしれません。最後に0話少し説明が足りないなーと個人的に思った部分があるので修正しました。気になった方は見てくれると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ