第0話
(はぁ疲れた)そう思いつつ私は帰路へつく。
ずっと夢を追いかけて、でも挫折して色んな人に迷惑かけて何やってんだろ、私。学校も専門学校だったからかやっとこさ入れた会社はブラックっというのか、私に全くと言っていいほど合わない。
プルル
「ん?」
家に帰ってしばらくすると電話が鳴った、相手は高校の時からの親友、真夏だった。
「もしもし真夏?いきなりどうした」
「姫乃、いま暇?」
「ちょうど帰ってやることやったから暇っちゃ暇よ」
「我ながらベストタイミング、才能が怖いぜ」
「中二病のマネはいいから、要件は?」
「そう!聞いてよ姫乃〜、私がハマってるゲームのやり込み要素という要素すべてやり尽くして完クリしちゃったっぽいんだよね〜、何ならその後も何十周もしちゃってさぁ、次回作っていうか、続編?出るのは半年以上もあるしなんかおすすめのゲームない?」
「粗方予想通りって感じねw」
「さすがエスパー姫乃」
「褒めてもなにもでませんよ〜」
「そんなこと言って〜いつもなんかしてくれるくせに〜」
「電話だから出るもんも出ませんよ〜だ」
「くそ〜そうだった〜、っあそういや」
「?なに」
「姫乃って付き合うならどっちがいいとかある?」
「どっちって?」
「そりゃあ性別よせ・い・べ・つ」
「何よいきなり...センシティブな話題ね」
「まぁいきなり過ぎたか、あのねさっき言ってたやり込んでるゲームがさ乙女ゲームだけど攻略対象男女どちらもあるからちょっと気になって...」
「あ〜ねって...そのゲーム何!?」
「それは後で教えるよだから教えて」
「難しくない??私恋愛していない歴=年齢なのよ?」
「まぁ知ってるけどさぁ」
「んまぁ多分女子なんでない?」
「いやん。姫乃ちゃん私をそんな目で」
「見てないヤイ、男が苦手なん知ってるでしょ?」
「あぁ〜確かに言ってたね、男の子供っぽいところが苦手なんだっけ?」
「そうそう家の周りが特に多くてねぇ、まぁ全員がそんなわけないのはわかってるんだけどさぁ、会社の上司もパワハラ野郎だし、仕事できねぇしでもう無理男運なさすぎ」
「うわぁ悲惨、だから女子校来たんだもんね」
「そう、そういや真夏はなんできたんだっけ?」
「近くて、設備が良くて、親が進めてきたやつの中に入ってたからかなぁ」
「あそこ馬鹿みたいにきれいだもんなぁ」
「ね、女子校なのうなずけるな」
「珍しいよね最近だと、そういや真夏はどうなん?恋愛対象」
「わたしも=年齢だもんなぁぶっちゃけ親がお見合いものすごく進めてきてうんざりして家出してるからなぁ、なんというか推ししか勝たん強火なのでお察しくださいませ」
「ok、推し以外興味なしっと。というか話戻すよ?」
「あ、そういや、そだったなぁ、おすすめのゲーム教えてクレメンス」
「これまた古いわねー、それじゃ私が今ハマってるゲームを教えてしんぜよう」
「おぉ神様〜んでタイトルは?」
「願う叶う星の下で... だ!」
「あ〜去年とかそれぐらいだっけ?」
「そうそう、けど今年に入ってから話題になってったんよね」
「噂は聞いてはいたけど今ハマってるゲームに推し候補がいたから時間温存したくてやってなかったんよな〜」
「やっぱりね、こっちもやり込み要素多いのよ」
「ほーんそうだったんだ、わたしの好みわかってるね、さっすがエスパー姫乃」
「さっきから思ってたけど何その肩書...取り敢えずあらすじをざっと言うは」
「おっお」
「願い叶う星の下では魔法学園が舞台の恋愛シュミレーションゲーム、魔法を使えるのが貴族などの地位が高いひとだけなのに主人公であるルースは平民なのに魔法が使えその魔力量も皇族並みあるため皇帝が監視下に置くために国立の魔法学校に特別に入学することになったところから始まる。主な攻略対象は5人、校内屈指のイケメントリオ皇子のイデンベル、騎士のラクス、神童のイザナ、校内人気NO1先生の天然先生ジーク、最年少入学者のレオン、キャラ人気だとラクスとイデンベルが一位争いを続けてる感じ。」
「最年少...ショタだな。推し候補一位だな、あれ?ライバルキャラとかいるの?」
「やっぱりレオンに興味行くよねぇ〜、もちろんライバルキャラは居るよ、主人公のライバルは帝国内に三人しかいない公女の一人レイヤ。レイヤは成績優秀で文武両道才女と謳われていたがルースに抜かれてしまった為プライドがへし折られていじめをしてるんだけど、恋愛パートになると邪魔して来るんだけどラクスのことが好きなのね、だからラクスルートになるともっと厄介な存在になってくるんだよねぇ〜」
「The 悪役令嬢って感じのキャラね〜もしかして死んだらこの子に異世界転生しちゃうんじゃないの」
「そんな馬鹿げたこと言ってないで、でもレイラはそんな悪い子ではないのよね」
「え?今の説明だとめっちゃ悪役令嬢なんだけど...」
(いじめはするけど、物を隠しても見つかりやすい場所に隠したり直接暴力とか悪口を言ったりはしないし、ちょっと子供じみたいたずらをする程度なんだけど...取り巻きが暴走してレイラが言ってないことまでやり始めたりして過激になっていって、それに気づいたら取り巻きを責めるくらいにはまぁ常識はあるんだよねぇ...)
「ネタバレになるから、やってからのお楽しみ」
「えぇ気になる〜、教えてくれてもいいじゃん」
「だめよ〜いいシーンなんだから」
「ふ〜ん」
「あっそいえば、このゲーム乙女ゲームだけどRPG要素もあるのよね、プレイヤーでどっちがメインか選択できるんだけどね、舞台になる帝国には魔物との小規模ながらも戦争があるのよね、主人公は校内に貼られている募集ポスターを見つけて応募したらこのルートが開放されるんだ〜、けどこのポスター見つけにくくて、発見されるのに一ヶ月位かかったのよね、このルートで攻略対象が増えたりするのよ、ちなみに全部でendは23種類なんだせ」
「唐突なだぜwwwテンション上がってるねぇ、RPG要素ねぇ私好きよさすがなんでもお見通し、エスパー姫乃」
「なんか肩書き増えてる...何その肩書き」
「えへへなんでもいいじゃんノリなんだから〜」
「まぁいいわ、そうそうend23個あるって言ったけどまだ誰とも付き合ってないのよね」
「なにそれぇ」
「好感度が画面の左上に表示されてるんだけどそこ好感度が100になったら告白イベント...なんだけど1年生編なのね今だからかな、どう頑張っても100いかないのよ、2年生編
を待ってる感じ」
「なるほど~」
「そう、1年生編は一番好感度高いキャラと最後にデートして終わるのよ〜、続編は別のソフトで配信されるんだよね、だからゲーム始める前にアカウント作んなきゃ行けないんだよね引き継ぎできるから」
「へぇーそんなことできるんだぁ」
「うちのも続編待ちだけど、DLC的な感じで続編が出るんだよねぇ、いつ出るかなー」
「私のは今年の末か、来年の初めって言ってたなぁ」
「いいなぁ私n....?」
「どうしたの?」
「.....姫乃ちょっと待ってて、親から電話ぁ」
「あっ、わかったは」
〜数分後〜
「あぁこの間に明日のイベントの準備しよ」
「って言っても私の最推しちゃんは出番少ないから新情報と2推し以降のグッズ買いに行くためなんだけどねぇ...」
プルルプルル
「もしもし〜?」
「はいはい、もしもし電話はもう終わった?」
「いやさぁなんか急にご飯食べに行こうって言われてさぁホント勘弁、いきなり過ぎ...」
「いつものごとく荒れてますなぁ」
「あったりまえよ、いつまでも過保護でやんなっちゃう、まぁってことだから切るねぇごめんねぇかけ直したばっかだけど」
「大丈夫よ、私も準備終わったら明日イベント行くからって言って切ってただろうし気にしないで」
「そう?ごめんねぇ教えてもらったゲーム絶対やるから〜、イベントの写真よろしくねぇ」
「はーいわかった、バイバイ」
「バイバ~イ」
〜翌朝〜
(あぁ〜なんでこういうときに限って寝坊しちゃうの、やば〜ピンチ...なんでこううまくいかないの...泣きそう、まぁ寝坊した私が悪いんだけどね...ってここゲームの制作会社じゃない!!!信号青だしよし写真撮りに行けr..なんか眩し.....い)
粗方のメンキャラのキャラ構想は練ってはおりますがストーリー構成はざっくりとしか決まっていないため途中で矛盾があったりする可能性があったりタグが変わったりすることがありますがご了承ください矛盾を見つけた場合は言ってくれたらそんな大きな内容でも話だったりはしない限り直していく所存です。ですが当人が初心者かつやる気が散漫することが多いため更新が遅くなる場合がございますがほかの小説を書いてるかリアルが忙しいはたまた設定を凝っているなどがあります何も更新がなければ忙しいんだなっと思っていただけると幸いです。
PS 今のところ真夏はこと0話のみでの登場ですがまた出てくることがあるかもしれません(回想などで)
次回投稿予定
1週間以内まで(あくまで目安なので遅れる場合もあります)