魔法等法則や術式の設定集
小説内における魔法や術式の設定集です。
特定の専門用語も出ますので、毎回解説するのは億劫な上によく忘れるので。
此処で纏めて解説させて貰います。
尚、情報が増えた場合は随時此処は更新して行きますね。
蘊蓄系なので別にいいや、と言う方は飛ばして下さいね。
小説 風の吹くままに
魔法等法則や術式の設定集
「時空門」
空間を跳躍して繋げる魔法技術。通常は、両方のゲートポイントに魔術師を滞在させ、様々な魔法触媒を使用して強力な魔術を元に空間を繋ぎあげて拡張、固定化する技術である。神は単体で此れを行う事ができる。ミルも近距離であれば単体で行える。
「長距離魔法攻撃弾」
かなりの長距離を飛ばす事が出来る魔法のエネルギー弾。実行射程距離は5km以上。強力な遠距離攻撃手段だが、阻害する技術(後述)があるため此れ自体が使われる事は少ない。主に、魔法を使わない蛮族との戦いや野獣等、魔法に対して効果的な敵に対してのみ使う魔術である。
「対魔法用障壁」
純粋魔法エネルギーを同一のエネルギーにて中和する為のエネルギーの壁。主に「長距離魔法攻撃弾」の防止に使われる。中近距離魔法に対しては効果が薄い為別の魔法防御手段が用いられる。大きな城等は常に術式結界にてこう言う魔法が掛けられている。故に城に直接「時空門」で侵入等と言う事は、これらの魔法の為にほぼ不可能である。
「蘇生術」
強制蘇生術の一つ。肉体は魔法で再構成し、精神は魔法により補完、生命力も補充可能な部分まで魔力を変換し構成する、生命補完魔法。あくまで補完して蘇生するのが目的であり、完全に死亡して、肉体、精神、生命の三つの力のうちどれか一つが完全に失われたものに対しては効果が無い。故に、戦場で死に掛けている、または死んで間もない者に使用される魔法である。補完するだけなので、蘇生が終了しても本来の状態に為るまではかなりの時間を要するのがこの魔法の欠点と言えよう。
「三様之力」
リッターのシェルエルが使用した魔法。三種類の力(此れが何を意味するかは今現在は不明)を混ぜ合わせることなく敵中に放り込み着弾時に融合、驚異的な破壊力を生む攻撃魔法。人が使えるものではない。玲が創り出したリッターが扱えるもので、属性的には「神」の属性である。
「全精霊力解放」
一定空間上にある精霊力、つまり元素に反応させてくれる精霊の力全てを無力化、中和する魔法。「火球」など精霊力に影響する魔法を悉く無力化する効果がある。全ての精霊力に効果がある為、精霊憑依や属性武器など、精霊力に関するもの全てが無効化されるという特徴がある。勿論敵味方は関係ない。
「魔力焼夷弾」
読者の世界では第二次世界大戦より用いられたナパーム弾に似た魔法弾。一定範囲の空気を呼吸不可能なものに変化させる魔法弾である。非常に強力な効果があるが、手間と魔法触媒を多量に使う為、連発は出来ず、扱い方の難しい魔法の一つ。大部隊に撃ち込んで戦局を変えたりする場合に良く用いられる。
「魔法反射」
文字通り魔法を反射する魔法。攻撃魔法に対抗する最大の防御魔法である。非常に高位な魔法で使用できる術師は限られる。玲がアイン達ガイストに行わせたものは、其れを更に向上化させた特殊なもので、魔力フィールド内で増幅した後で相手に打ち返すと言う凶悪極まりない代物である。威力が数倍から十数倍に為って返るので喰らう方はたまったものではない。
「術式結界」
地面や空中等に魔法文字を書いておき、半自動的に魔法を発動させる特殊な「仕掛け」。発動する迄に魔法文字が消されたりすれば効果を失うが、一旦発動すれば基本的に効果は周囲から得られる魔力が尽きない限り、設定された期間持続する半永久魔法。勿論、長い期間効果を得る様にするには多大な手間と多くの魔法触媒が必要になることが多い。主に城等の重要物の守護、戦場における自軍を有利にし敵軍を不利にする為の手段、特定の対象に対する為の罠などに用いられる。魔法文字にも色々種類があり、主に使われているのは、一般的な一般魔法文字。一部の高等魔法研究に嗜んでいる者やエルフ等、元々魔法に長けた者が使っている高等魔法文字、古代竜など人以外の超高等生物が使う竜言語、神の魔法言語とも言われる真言。等がある。
以上、長々と蘊蓄でした。
次回は戦争最終段階に入ります。
ストックが少なくなりましたので、戦争が終了した辺りで更新は遅くなると思います。
マッタリと読みながらお楽しみください。