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『ごめんね密橘くん...もうあなたとは付き合えない』


彼女は悲しげに呟いた。

突然の出来事に頭が追いつかない。


ーなんでだよ...約束したじゃないか!!


そう声に出そうとして、まるで水の中にいるみたいな感覚を覚えた。

感情は炎のように揺れ動いているのに体が思ったように動かない。戸惑う俺を他所に彼女は続ける。


『他に好きな人が出来たの...』


ーえ...?


理解ができない。

他に好きな人が出来た?なんで?


『D組の、○×△君なんだけど...すごく頼り甲斐があっで素敵な人なの』


彼女の口から他の男の名前が出た。見ると顔は赤くなっておりまるでそれは心の底から恋する乙女のようだった。

いや、実際恋をしているのだろう。


ー誰だよ、そいつ...!!!


あまりの嫉妬に気が狂いそうになり、思わずそう叫び方になったが依然、体は動かない。


何故、何故なのだ。どうしてこうなった。俺はどこで間違えた?


『だからねーーー



嫌だ、嫌だ嫌だ。聞きたくない。この先は耐えられない。この先を聞いたらきっと俺はーーー!!





 

もう、別れよう?








何かが割れた音がした。








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