表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/80

第79話「正式な決定」

「会長、お話があるんですけど」


夕暮れの生徒会室。

麻友は会長と2人きりになり下校時刻になっても帰らない会長に話をかけた。


「どうしたの?」


「いや、その」


言ってもいいことなのだろうか。

また会長に迷惑をかけると麻友は思った。


「黙ってちゃ何も解決しないわよ、恋人同士隠し事は無しにしましょう」


「はい。実はこの前お父さんの家に行った時のことなんですけど」


「あの時の麻友は家に帰ってきて思い詰められてた感じがしたけど何があったの?」


「私の妹がいたんです、血の繋がった本当の妹が」


「そうだったの。でも、家族がいたってことは素敵なことじゃない、もっと喜んでも良いと思うな」


「そうなんですけど、実感がわかないというか、どう受け止めたらいいか分からなくて」


「うーん、確かに私にも今まで知られていなかった家族がいるって思うと混乱するわね」


「会長もですか!」


「でも、それは誰でも普通の反応だと思うの。だから、あまり思い詰めないように今自分がしてあげられることを考えるのが良いと思うわ」


「自分がしてあげられること……住まい、家」


「麻友?」


「もう1つお話があるんですけど」


「何?」


「妹を会長の家に住まわせてください。お父さんもお母さんも面倒を見られないって言ってて住む家がなくて困ってるんです」


「そらくらい容易いことよ」


「ありがとうございます!妹を会長に迷惑かけないように指導だけはしておきますね」


「そこまで考えなくてもいいのに、妹さんも麻友も家族なんだから自由に過ごして良いのよ」


「でも、姉の立場で考えると私の気が許さないんです」


「ふふ、麻友はもうしっかりしたお姉さんね」


麻友は返事をしお互い微笑み合った。






それから、正式な麻友の妹と認められ住まいも会長の家へと決まった。

麻友のお父さんに承諾を得ると妹は会長の家へと引っ越してきた。

これから賑やかで楽しい日々が麻友たちに訪れるだろう。


これで妹も麻友にとって正式な家族になり住まいも決まりました。

また次回からコメディー話?、なるべく楽しいお話を書こうと思ってます。

麻友と会長のラブラブ話も書かなくては。

少しずつ書けるように頑張ります。

それでは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ