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第76話「夢」

「優芽!優芽!」


自分の名前を呼ばれてると思い優芽は声のするほうへと意識を傾けた。

少しずつゆっくり目覚めていく。


「……ゆ、う…ひ?」


「良かった!!急に立ち上がってすぐその場で倒れちゃうんだもの、すごい心配したのよ」


優芽は夕陽の太ももの上に頭を乗せ横になっていた。

さっきまでホテルの階段で里と会話してたのにと疑問が残る。


「…ねぇ、里さんは?それよりどうしてここに?」


「里さん?」


「ほら、自動販売機の時にお姉さんと会話してた恋人の」


「相当体調悪いのね、お姉さんの恋人なんて見てないわよ」


「えっ、でもさっきホテルの階段で」


「私が見たのはお姉さんに迫られキスされてあなたが急に立ち上がって倒れるところよ」


自分の太ももの上に乗ってる優芽の頭を夕陽は撫でた。


「…じゃあ、全部話したのはただの夢?」


「私には分からないけどそうなるんじゃないかしら。ねぇ、一体どんな話をしたの?」


「それは…」


「言えないなら無理することないわ。それよりさっきはごめんなさい、あれはただの事故だったの」


「…うん、事故だっていうのは理解出来るよ。私のほうこそみんなに迷惑かけてごめんね」


「ほんとよ!!でも、無事で良かったわ」


「優芽さん、これからは急に立ち上がるのは良くないわ。少しずつ体を慣らしてから起きてね」


林檎に続き会長も心配した。


「ご迷惑おかけしました」


深く反省すると窓際の椅子に座ってた麻友は言った。


「これでも全然起きない2人はすごいね」


スースーと、はとと麗華は気持ちよさそうに寝ていた。


「ゆっくり寝かせてあげましょ」


会長は小さい声で優しく言った。

それから麻友、会長、林檎、夕陽、優芽は朝になるまで小さい声で談笑して過ごした。

朝になるとはとや麗華も起きると麻友たちは夜中に起きたことを全て話した。

そのことで驚くこともあったが、2人は落ち着きを取り戻しみんなを元気づけさせるとまたいつもの生徒会メンバーが朝陽と共に復活したのであった。

里と歌津はというと今まで隠してた気持ちを本音でぶつけ合うことで仲直りしいつもの2人に戻っていった。


ということで、ホテルの入り口の階段で里と優芽が会話してたことはただの夢でのお話ということで色々と省略させていただきました。

次回からまた新たなネタで書いていこうと思ってます。

もし今回のホテルでのお話で何か気になることがありましたらどんどん感想でも教えてもらえると励みになります。

それでは。

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