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第75話「本音」

歌津が部屋を出て行ってから15分後。

暗闇の中で優芽は泣きながら夕陽に支えられてるとその声に会長や林檎も目を覚ました。

何事かと思い林檎は慌てて部屋の照明を付ける。

するとそこには乱れた布団の上で優芽と夕陽は抱き合っていた。

麻友はというと、窓際の椅子でまだ暗い外を眺めていた。


「私たちが寝てる間に何があったのよ。麻友!!」


林檎は夕陽と優芽では状況を説明するのに出来ないだろうと思い1人蚊帳の外にいる麻友に話しかけた。


「んー、ちょっとした事故?」


「麻友、最初から話して」


会長にそう言われると隠すことなく麻友は話した。

それを聞いた会長と林檎は困ったものねぇと相づちを打った。


「ねぇ、過ぎちゃったことは変えられないけどこれからの未来は変えられるのよ。だから元気出して?」


「…そう、そうだよね。夕陽」


少しずつ泣くのを止め、優芽は夕陽と向き合う。

そして何かを決心したかのように優芽は立ち上がった。


「優芽?」


「私、お姉さんともう1度会ってくる」


「え?ちょっと待って」


優芽は夕陽の呼び止めにも聞かず急いで部屋を出て行った。



歌津が出て行ってからかなり時間が経ってるので今更飛び出して出てきても仕方のないことであった。

追いつくはずないのに、しかも、歌津の部屋はどこだか分からないのでとりあえずホテルのロビーまで出向いた。

ロビーには誰1人いない、薄暗い照明の中シーンと静まり返っていた。


「さすがにいないよね」


諦めかけようとした時、ふと、見覚えのある姿を優芽は入口の階段で見かけた。

後ろ姿で上半身と後頭部でそれは歌津の恋人、里だと理解できる。


「…あの」


声をかけられたと思った瞬間、里は体をびくっと震わせた。


「えっ」


里はとても驚いた様子で優芽を見ていた。


「ごめんなさい、驚かせるつもりじゃなかったんですけど」


「良いのよ、えっと、あなたは」


「さっき自動販売機の前にいた夕陽の恋人の優芽です」


「優芽ちゃんね、それでこんな時間にどうしたの?」


里と会話するため優芽は同じ段差の階段に座り込む。


「さっきお姉さんがやってきてちょっとした事故というかトラブルというか、あまり良くないことが起きてみんなの空気が悪くなっちゃって、それで」


「えっ、歌津ちゃんがまた部屋に行ったの?あの子はほんと私のことなんてどうでもいいのかな」


「夕陽もノリでお姉さんと会話してたし私のこときっと飽きちゃったって感じがします」


「ん~、お互いに苦労する恋人持ったね」


「はい。どっちかっていうと夕陽が悪いんですよ、その気をただ寄せる空気持っちゃって、前でも元カノと全然関わってなかったのにちょっかい出していつもいつも隣に誰もいませんよってアピールしてるから誰とでも仲良くなっちゃうんです」


「なるほどね~。私の歌津ちゃんもね、バーで働いてるでしょ。だから、すぐに誰とでも仲良くなって恋人の私よりお客さん優先なの。まぁ、その辺は仕事だから理解できるんだけど、なんか納得出来ないのよね」


「お姉さんって浮気しやすいタイプなんですか?」


「歌津ちゃん?まぁ、そうかもしれないわね、この前だってお店に女性同士のカップルが来て口説いてたし」


「それは良くないことですね」


「でしょ?だからもう別れてもいいかなと思ってるの。このままだらだら続けてても私が傷つくだけだし」


「恋人を大切にしないなんて人と付き合う資格ないと思います」


「そうよね、ほんと何で付き合っちゃったのかなー」


自分の恋人の愚痴を言い合ってるとそこに聞き覚えのある声が聞こえた。

1人だけだと思ったがそこには歌津と夕陽が2人の真後ろにいたのであった。




「さっきの話聞いたわよ」


「里ちゃん、そんな風に思ってたの?」


そこには夕陽と歌津が立っていた。

聞き覚えのある声に優芽と里は振り返る。


「夕陽」


「歌津ちゃん」


「違うの!!これは」


優芽は慌てて否定した。

すると少しずつ意識が遠のきだんだんと誰かが呼んでる声が聞こえていたのであった。



歌津のこと41話の時に夕陽に浮気のこと言われてましたね。

どう話を繋げようか考えていたのですが繋げられて良かったです。

でも、今回の話は次回的に無駄になりそうな気がします。

それでも、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

それでは。

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