第67話「会長の眼差し」
麻友と林檎がふざけて会話してる間、少し離れた所で会長は見つめていた。
そこに麗華は声をかけた。
「あの2人仲が良いわね」
「そうね」
「もしかしてヤキモチ妬いてる?」
「ここ最近、麻友と二人きりに過ごせてないから寂しいのかもしれないわね」
会長はそう呟くと本人に聞こえたのか麻友と林檎はやってきた。
「聞いてくださいよ、林檎が頭を叩いてきて」
「何よ、麻友がバカにしてくるから悪いんでしょ」
「二人とも仲良くしないとダメよ」
会長が言うと思ったがはとが二人の間に入った。
「だってー」
「そういえば林檎さんは初めてはとと会うわよね?」
会長からの教えに林檎は頷いた。
「そうだったわね。初めまして、私は和宮はと。ちょっと前の仮先生の事件まで姿を現せなかったの。これからよろしくね」
はとはスッと林檎に手を差し出した。
「私は黒川林檎。周りの情報なら何でもお任せ!」
林檎は、はとに差し出された手を握り握手をした。
お互いの自己紹介を終えるとウサギで戯れていた夕陽と優芽も集合する。
「そろそろホテルに行きましょうか。林檎さん、宿泊先のホテルまで案内お願いするわ」
「了解。今回のホテルはちゃんと自分で探したからバッチリよ」
林檎の気分も元通りになり生徒会メンバーは宿泊先のホテルへと移動した。
いよいよ次回は例のホテル編です。
もうここまで来たらどういうネタを書くか読者の皆さんに気づかれてるかも。
なるべく楽しいお話を書きたいですね。
それでは。