第66話「確認」
1人で生徒会メンバーを先に追い越してスタスタと行ってしまった林檎は考え込んでいた。
「はぁ……もう情報を集めるの辞めるべきよね、こんなに考え込んでるんじゃ辛いだけだし」
周囲には動物がいなく木だけがぽつぽつと立っていた。
地面に転がってる小石を見つめる。
「何でこんなことになっちゃったんだろ、これもあれも私があの電話の詐欺を信じてしまったせい」
「あーもう!!あの電話の女性が憎い」
地面の石を手に取り適当に木の中に投げた。
「いたっ!」
すると頭を押さえ木々の中から麻友は出てきた。
「麻友!」
「ごめん、気にして追いかけてきた」
「どうせまだ怒ってるんでしょ?」
「怒ってないよって言ったら?」
「嘘になるわね」
「本当に怒ってないんだけど」
「私は信じないわ」
麻友と正面を向き合って会話していたが林檎は背中を向けた。
「誰にでも失敗や間違いはあるよ。それをどう乗り越えるかが肝心じゃない?」
「麻友」
「何?」
「私はこのまま情報を集めていっていいのかしら?」
「良いと思うよ、林檎にしか出来ないことだから」
「私にしか出来ないことか。あなたと会長の恋愛を応援するのも知ってる人しか出来ないことよね」
そう言うと林檎は大空に向かって手を上げ背伸びをした。
「あーあ、何だかどうでも良くなってきたわ」
「いつもの林檎に戻ってきたね」
「それってバカってこと?」
「違うよ、林檎らしさが出てきたなって」
「バカってことじゃないのー」
林檎は軽くポカポカと麻友の頭を叩いた。
会長と麻友の組み合わせも好きですが麻友と林檎の組み合わせも好きなんですよね。
ここ最近コメディーばかりで全然恋愛的な話を書けてないですね。
いつか書けたらいいなと思ってます。
それでは。