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第38話「キス」


「……ん……っ……んっ…」


「ちゅっ…っ…ぺろ…」


「……あっ…んっ…っ」


「ちょっと待ったー!」


「何よ麻友。今、いいところなのに」


「何で夕陽と優芽がキスしてるの!」


「だって、私たちこういう関係だし、することは当たり前じゃない」


相変わらずの夕陽と優芽の愛に麻友は勝てなかった。


「いくわよ、優芽…ちゅぱ…ちゅる…っ…」


「ああっ…んっ…っ…んーっ。ゆ、夕陽、ハァハァ、く、苦しい」


「優芽らしくないわね、いつもなら一時間キスし続けられるのに」


「一時間!?」


顔を真っ赤にして麻友は驚く。


「だって、その、みんなが見てるから…」


「んふふ、優芽は恥ずかしがり屋さんなのね。私、こういうシチュエーション好きよ」


「相変わらずSだな」


ボソッと麻友は呟く。


「ごほんっ。それで、どうするんですか、会長」


「そうね、まずは麗華さんと一番最初に誰がキスするかよね」


「そうですね。やはりここは麗華さんと関わりのある会長からで」


「麻友までそういうの。私、本当は麻友とキスしたいのよ」


突然の発言に麻友は驚いて。


「えっ!?」


「冗談よ。分かったわ、私からするわね。麗華さん、こっち来て」


トコトコと少しずつ近づく麗華。


「あの、初めてなので、お手柔らかに///」


「あら、私だって初めてよ」


「そうなんですか。じゃあ、頬でいいですよ。早く済ませちゃいましょ」


「それもそうね。じゃあ、目を閉じて」


「は、はい」


麗華は目を閉じる。

そこに会長は頬にキスをした。


「チュッ」


「ありがとうございます」


「ここから出るためよ。さあ、次は林檎さんね」


「えっ、私? まあ、いいけど」


「麗華さん、私のところに来て」


「はい」


林檎のところに近づく麗華。

そして。


「チュッ」


林檎も頬にキスをした。

次は誰の番だろう。

そんなこと思ってると、きた。


「さあ、次は麻友ね」


「え、私は最後でいいよ。夕陽からどうぞ」


顔を赤く染めていると、夕陽は。


「何恥ずかしがってるのよ、みんなしてるのに」


「だって、その///」


「ほら、えいっ」


「わっ」


麻友は夕陽に背中を押されて勢い余って、麗華とキスしてしまった。

しかも、頬ではなく、口と口に。


「んっ」


「んっ!?」


すごく柔らかい。

キスってこんな感じなんだ。

女の子の唇って柔らかくて甘くて優しい。

このままだと脳がトロけちゃいそう。

気持ちいい。


「んっ」


「ん…っ…んっ…ちゅぱ…んっ…っ、って、ちょっと待って/// 私、麗華さんとき、き、キスしちゃった…///」


「麻友さん」


「あ、はい」


「私、口でキスするの初めてだったの」


「え、実は私も///」


麗華と麻友がお互い顔を真っ赤にしてると、横から、会長と林檎が割り込んできた。


「ちょっと麻友!」


「麻友!」


「林檎、会長、何か…?」


「何かじゃないわよ! もう、こうなったら、会長」


「ええ、林檎さんやるしかないわね」


「え?」


麻友は固まった。

一体、二人はこれから何をするのだろう。

ふと、思って見ていると、そこにはありえない光景が目の前にあった。

それは。


「麗華さん!」


「はい」


「いくわよ!」


「え?」


何故かまた麗華さんと林檎がキスをしているのであった。

しかも、口と口で。


「んっ…」


「んっっ…っ…んっ」


「ぷはぁっ…はぁはぁ、り、林檎さん、これは一体」


「麻友とのキスを返させてもらったわよ」


「え」


「次は私の番ね。麗華さん」


「ちょ、何を」


今度は麗華さんと会長がキスをし始めた。

またもや口と口で。


「はぅ…んっ…っ…んっ」


「んっ…」


会長と麗華さんがキスしているのを見て、夕陽は。


「舌を入れてるわね」


「ええ!?」


「何を驚いてるのよ麻友。貴女も舌入れてたじゃない」


「え、あれ、舌入れてたの!?」


「気づいてなかったの? まあ、無理もないわ、そんなことより神経の方に集中しちゃってたから」


「そんな…///」


まさか初キス、しかも、舌を入れてのキスが麗華さんだったことになるなんて。

麻友はショックというより、驚いていた。

女の子同士のキスがあんなに気持ちいいものだったなんて。


「…か、会長さん…」


「麗華さん…っ…ちゅっ…んっ」


「って、いつまで続けてるんですかー!」


麻友は麗華さんと会長のキスに止めに入った。


「あら、麻友。貴方も私とする?」


「え、会長と…? って、そうじゃなくて、もう終わりにしましょうよ!」


「そんな…それもそうね、いつか本番ができるといいわね」


「本番?」


「何でもないわ。それより、次は夕陽と優芽よ」


「分かってるわ、会長。優芽、貴女が最初にしなさい」


「え、私が?」


「ええ、その方が麗華さんと優芽とのキスの返しになるから。貴女がキスした後、私がキスしたほうが燃えるでしょ?」


「燃えないよ」


「ふふ、可愛いわね。じゃあ、いくわよ、麗華さん」


「え、ええ」


今度は優芽と麗華さんのキスシーンにはいった。

すごい、とにかくすごい。

優芽は夕陽に毎日のようにキスされているからか、慣れていた。

いや、慣れるのも問題なんだけど。


「…ちゅぱ…っ…んっ…ちゅ…っ…ちゅる…ちゅぱちゅぱ…っ」


「ちょ…っ…ゆ、ゆめ…さん…っ…ちゅ…」


「はぁはぁ…も、もういいでしょ、夕陽…」


「ええ、優芽にしては上出来よ。今度する時はそのくらい激しく私に求めてきなさいよね」


「…ええ…!?」


次は夕陽と麗華さんだ。

夕陽のことだ、どうせ、激しくするのだろう。


「いくわよ、麗華さん」


「…お、お手やわらかに」


「んっ…ちゅっ…っ…ちゅる……ちゅっちゅっ…んっんー…ちゅっ…ちゅぱちゅぱ…っ…」


「…っ…ちゅる…ちゅっ…」


「…だ、ダメ、まだ足りない…」


「え、夕陽さん?」


何故か夕陽は麗華さんを押し倒した。

ドサッ。

そのまま、夕陽は、麗華さんの脚と脚の間に自分の脚を入れる。


「んっ…」


「何、感じてるの? ふふ、貴方、優芽より可愛いかもしれないわね」


「さあ、いくわよ」


「ちゅっ…っ…ちゅちゅ…ぬるっ…ちゅる……っ…ちゅ…ちゅぱ…ちゅぱちゅぱ…ちゅっ…っ」


「はぁはぁ…っ…んんっー…っ…ちゅっ…っ…ちゅる」


そして、夕陽は麗華さんの胸に手を当てる。

そして、揉む。


「あっ…ちゅっ…んっ…」


「いいわね、貴女、今度、私たちと一緒に楽しまない?」


二人のエッチな行動を見ていると、優芽が止めにはいった。


「ちょっと待ってー! 夕陽、離れて」


「あら、もしかして優芽、ヤキモチ?」


「そ、そうじゃなくて、その…」


「正直に言っていいのよ」


「その…あの…ゆ、夕陽は私の者だから、その…私以外の人とそういうことしちゃ嫌なの」


「ふふーん、じゃあ、これからは優芽とそういうことしてもいいってわけね?」


「え、いや、私、そういうつもりで言ったんじゃ」


「違うの?」


「ち、違くはないけど、その…」


「正直にいいなさい、私は、求めてくれる人しかキス以上のことはしたくないから」


「夕陽…ありがとう。私、夕陽のこと好きだよ。だから、私以外の人とそれ以上はしないで」


「いい娘ね。それでこそ私の愛する優芽よ。ちゅっ」


夕陽は優芽のおでこにキスをした。

それに対し、優芽は微笑んだ。

その後、麗華さんに全員がキスをしたことによって明るい光が見えた。

それは迷路から脱出できる出口であった。

何とか脱出することができた麻友たち。

他の迷路で迷ってる生徒たちもその出口から後々脱出することができたのであった。

そして、学校に戻ってきた、今、会長のアルバイトに対して学校のアルバイト禁止制度はなくなったのであった。

平和に戻った、今、会長はあることを実行しようとしていた。

キスの描写がすごい難しかったです。

ワンパターンの描写ばかりでしたねw

まだまだ勉強不足です。

まあ、今回はキスがメインのお話なので、迷路から脱出するシーンは省略させていただきました。

すみません。

次は会長と麻友の恋愛話に持っていけられたらいいなと思ってます。

そろそろ本題に入らないとやばいですもんね、麻友も会長のこと気になってくれないとw

林檎はどうしようw

まあ、次回のお楽しみですね。

それでは。

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