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第28話「アルバイト禁止制度」

仮先生の一見、麻友たち生徒会は落ち着きを取り戻そうとしていた。


「仮先生から一見、平和な生徒会が戻ってきましたね」


麻友は嬉しそうに、生徒会メンバーに言った。


「ええ、そうね。これもみんなのおかげよ、ありがとう」


生徒会長がそういうと、みんなは微笑んだ。

あれから三日、仮先生は姿を見せない。

相当、心に響いたのであろう。

仮先生が帰る時、麻友たちは「いつまでも待ってます」と背中を押してあげたのだ。

私たち生徒会は仮先生の居場所を保つことに決心した。


「ところで質問があるのだけれどいいかしら?」


みんなが微笑んでる間、夕陽は生徒会長に聞いた。


「ええ、いいわよ」


「私たちのアルバイト代は出ないのかしら?」


いきなりのことで、みんなは驚いた。

それもそうであろう、いきなり意味の分からないアルバイト代という単語が出たのだから。


「何を言ってるの、夕陽」


隣にいた優芽は、夕陽がおかしくなったのかと思い、焦っていた。


「とある生徒たちの噂から聞いたのよ。何でも、高持女子高はこれからアルバイトができなくなるって。それで、出来ない変わりお金が必要になったらどうなるか。それは、生徒会長の仕事を手伝ったら、高持家から報酬が出る制度になるって」


「え、それは、本当なの?! アルバイトできなくなるって。スパイであるこの私が大事な情報を知らなかったなんて」


林檎は悔しがっていた。

だけど、そんなことになったら、生徒会長の仕事が増える一方で、高持家からお金がなくなっていくのではないか。

そんなことが頭の中で過る。


「ええ、本当よ」


「そんな…!? でも、生徒会長自身は大丈夫なんですか? これから仕事が増えていくんですよ。そうなったら生徒会長が疲れて倒れるんじゃないかって…」


麻友は心配して会長に聞いた。

今、高持女子高の生徒たちは、ほとんどの人がアルバイトをしているであろう。

全校生徒でも、300人はいる。その300人の半分がアルバイトをやめて、生徒会長の仕事を手伝うというのなら、相当の疲労が生徒会長にいくだろう。

とてもじゃないけど、やってはいけないと思う。


「会長」


「何かしら、林檎さん」


「私はあなたとの勝負続けていくつもり。だけど、私たちがいることを忘れないでほしいわ」


「林檎さん…」


会長はみんなの顔を見て、微笑んだ。


「そうですよ、会長! 困ったら私たちに声かけてください。そのための生徒会なんですから!」


「ありがとう、みんな」


そして、その日の生徒会は終了した。



それから数日後、高持女子高の生徒たちは、自分でしていたアルバイトをやめ、生徒会室に長い列を作っていた。

長い列、とてもじゃないけど、お金欲しさに生徒会長の仕事を手伝うつもりだ。


「ちょ、ちょっと押さないで」


「今までしていたアルバイトができなくなって残念」


「生徒会長の仕事って何をすればいいのかな? ハンコウ押しとか? うふふ」


「簡単なのがいいよね」


生徒たちが騒いでる中、麻友たちは、生徒会室にいた。


「300人の半分が今、生徒会室の前に列を作っていますよ。どうするんですか」


「こんなにも集まって会長の仕事がなくなるんじゃないかしら。どうするつもり、会長さん」


麻友と夕陽は会長に聞いた。


「一日でこうなるなんて予想してなかったわ。どうしましょう」


会長は困っていた。

ガヤガヤと生徒会室前はにぎわっている。

このままだと、生徒会室の扉が突破されて、中に生徒たちが入ってきそうだ。

どうするつもりなのか、このままにしておくのも良くない。

何かいい案がないか考えていると、林檎は言った。


「ここは私に任せなさい」


そういうと、つたつたと生徒会室の扉の前に立ち、扉を開ける。

開けた瞬間、生徒会室前にいた生徒たちは、林檎に注目した。


「えーと、生徒会長のアルバイトをしたい人は、ここに来ることね!」


バンッとでも漫画のような効果音みたく、林檎は一枚の紙をみんなに見せた。

それはというと。


「「「生徒会長の別荘!?」」」


生徒たちは突然のことに驚いていた。

もちろん、それを聞いた、麻友たちも驚き混乱していた。

当の本人である、生徒会長は、表情を変えずその場でみんなのざわめきを聞いていた。

一体何を考えているのか、麻友たちは、林檎の提案を心配していたのであった。




お久しぶりです。

ほんと、いいネタが思いつかず、ノリで書いてみようかと思うアルバイト禁止制度。

上手く書けたらいいな。

そんなわけで、こんな私のノリに付いてきてくれると幸いです。

もし、何かあったらコメントください。待っております。

では、これからもよろしくお願いします。

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