(す)住む
住むところ、というのは重要です。
その人が日本に住んでいるのか外国に住んでいるのか。日本に住んでいるのだとしても、都会のほうなのか田舎のほうなのか。
その違いによって生活環境も大きく異なってきます。
小説の舞台を考えることは、その作品の世界観に大きく関わることでしょう。
世界観と書きましたが、これはなにも現実世界に限ったことではありません。
小説の登場人物が異世界に住んでいる設定にしてしまえば、必然的にファンタジー要素が絡んできて、世界観はそちら側に大きく傾くでしょう。
宇宙に住んでいれば宇宙の話になり、SF小説となるかもしれません。
住む、ということの意味を突き詰めて考えると、そこでの生活のこと細かな事象について考えるのも面白いのかなと思いますね。
どんな食べ物を食べているのか。
どんな衣服を身につけているのか。
周辺にはなにがあって、なにがないのか。
衣食住は人間の基本。
やはり興味を惹く題材でしょう。
豪邸に住んでいる設定と四畳半一間の安アパートに住む設定だけでも物語は大きく変わります。
和風建築なのか洋風建築なのかということでも雰囲気はかなり違ってくるでしょうね。
最近よく見る異世界で居酒屋をする話とか、ああいう現実世界に身近なことと遠いことを融合するというアイデアは面白いかもしれませんね。
私だったらどんなものがアイデアとしてあるだろう……とちょっと考えてみると、
・料理人を目指している普通の青年とか普通の少女が、異世界に行くことになり、そこの食材を使って料理人の頂点を目指す話。(主婦や主夫でも面白そう)
・外国人や異世界人が日本に来て未知の文化に出会いつつ、日本語を習得していく話。(普通すぎる?)
・宇宙人と出会い、ひょんなことから日本を飛び出し宇宙の旅に出て、意外と日本の技術が役にたったり立たなかったりする話。(どんなんだ)
う~ん、ネタとしてはうまく料理すれば面白くなりそう?
まあ異文化交流はドラマが生まれる素材ということですね。