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あいとしあわせ  作者: もんしゃーさん
序章 此処に眠る
3/3

逃走

俺は完璧で、最強になれるのだと信じて疑わなかった。


───世界の英雄が完璧で、最強だった様に。



その考えはあまりにも愚かだった事に、あの日までの俺は気付かない。















△ ▼ △ ▼


某月某日、暖かい光に包まれ目を覚ました。

目を、覚まし、…


目を、覚ました?

混乱する俺の視界に入ったのは金髪に赤目の綺麗なおばさん。三十歳前後だろうか。


「まぁ、起きたのね?じゃあ、続きをしましょうねぇ〜!!」

「うっちぇ、だまりぇおびゃはん。ちゅかだゃれだあんちゃ」


「……あら?」


ん?

おばさんの声と俺の声とが重なる。


「この子…。あらぁ?」


おばさんは大きな目を見開いて俺の頬を手で包み込む。

あったかい…。じゃなくて


「しゃわんなびゃびゃあ」

「っ…!」


誰だよお前は。そういった意味を込めて手を払うとおばさんはさらに目を見開き、


「もっと…、もっとお願い!!」


ぞわっ

頬を真っ赤に染め、嬉しそうに迫ってくるおばさんを見て俺は即座に思った。

逃げないと己の身が危ないと。


だから俺はたまたま近くにあった窓に近寄り、飛び降りた。

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