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現実は小説より奇なり  作者: 雪月 蒼紅
第一章 幸か不幸か
9/40

第6話 ソークの強さは…的な

ソークの現在持っているスキル


KYスキル…ほとんどの時に発動。空気を読めない(読まないじゃない)。


妄想スキル…ソーク程の使い手になると絶対絶命の時でも使えるようになる(っていうか勝手に発動する)。


???…この話で公開…っていうかスキルというよりも特技。



………早速ですがだいぴんちです!


「まぁまぁ、皆さんお茶でものんで落ち着いて…」


そういっておっさん達にお茶を差し出す。


「粗茶ですが、どうぞ…」


「どっから出してきたんだそんな物!ふざけるのも大概にしろ!」


おっさん達は顔を真っ赤にして叫んでいる…もしかして、カルシウム足りてないのかな?


「じゃあ牛乳でどうですか?カルシウムたっぷりでストレスも無くなりますよ?」


俺のKYスキルはいつでもどこでも元気です。


「あぁ、ありがとう…済まないな…」


そういっておっさん達は一気に牛乳を飲み干した…


「ってそんなことするか!!」


おっさん達は牛乳が入っていたコップを地面に叩きつけ…っていてぇ!!


今、顔面殴られたよ!!ってあれ?牛乳は?コップは?


…あぁ、妄想スキルが発動してたのか…多分「たぁ~すぅ~けぇ~てぇ~(泣)」の辺りからだな…



…って、あ、こんな状況でも妄想してたなんて…俺すげぇ!


「褒めてもいいよ!!」


「誉めるかこのガキ!」


おっさんが額に青筋を浮かべて殴りかかってくる…あ、これは躱せないわ…少しでも衝撃を抑えようと後ろに飛んだその時、俺とおっさんの間に誰かが割り込んできた…


「あんた達何してるの?こんな子を殴ったりして…大人げないとは思わないの?仕事もろくにこなさないで?」


入ってきたのは例のギルドのお姉さんと同じぐらいの見た目年齢の女の人だった。


「くっ…るせぇんだよ!!!」


おっさん達が一斉にその女の人に殴りかかる…がその人が流れるような動きで三人をかわし、反撃をする。


一分もたたないうちにおっさん達は地面にひれ伏していた…


「大丈夫だった?ちょっと話が聞きたいんだけど…」


その女の人が話しかけてきた。


「あっ、あぁ…大丈夫です。ありがとうございます。あの、連れがいるんでその人も一緒でいいですか?」


「えぇ、いいわよ。私はアイリス、ランクC+の冒険者よ。」


凄いんだか何だか分からないけれど、まぁ、助かったんだしどうでもいいや…


「えっと…俺の名前は蒼紅っていいます。連れはカインっていいます。ちょっと待ってて下さい。連れて来ますね…」


何だかよくわからず唖然としているカインを引っ張ってアイリスの前まで連れていく…


「連れてきましたよ。お待たせしました。」


「じゃあ着いてきて…」


そう言うとアイリスさんだっけ?…はギルドの中に入っていった。


………あの人の動き…無駄が殆どなくて、的確に相手の急所に攻撃をいれていた…何か悔しいかも…


「ねェねぇ…ソークって何であんなに強いの?」


唐突にカインが聞いてきた…今、その事で落ち込んでたのに…


「…あぁ、空手って知らないか…まぁ、何て言うか…護身術だよな…を習ってたんだ…」


ふふふ…俺はただの厨二病患者じゃあないぞ!!


きちんと稽古はしていたからな!


それでも…この調子でずっと稽古してても…アイリスさんには勝てる気しないけどな…


そう言って俺達はギルドの中に入っていった…




誤字脱字の指摘をお願いしますm(__)m

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