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現実は小説より奇なり  作者: 雪月 蒼紅
第一章 幸か不幸か
8/40

第5話 伝説も始めは予想外から的な

総合評価がなかなか上がんない…


これからもっと頑張らせて頂きたいです!(∵)キリッ!!



あれから俺も考えたんだけど…まぁ、何て言うか…正直いうと家に帰りたいんだよね…まぁ、なんなら連絡だけでもいいんだけど…カインに相談してみるか…


「まーまー…ふぁひんっへひょうかんとかそうひふまほーっへひっへふ?」


口にお菓子を目一杯詰め込んだままカインに尋ねた…つもり…


「え?もう一回言ってくれない?」


さすがのカインも聞き取れなかったようだ…


「ひっ、ひょっとまッヘ…ングング…ゴクン…あのさ…カインって召喚魔法とかそういうの知らない?」


そう言いながら次のお菓子を口に含む…こっちの世界のお菓子は旨いなぁ…それに、こっちに来てから(女なってから?)甘いものが好きになったかも…


…あ、あっちのパフェみたいなのも食べてみたいな…ん?


「………話、聞いてた?」


あ…カインの事忘れてた…


「カイン、悪かったな…何一つ聞いてなかったぜ!」


「本当、いい加減にしてよ!自分から聞いといて!」


怒られていることにさすがの俺も気付けたぞ

!褒めてもいいんだぞ!!…っていうKY スキルも今発動してはいけない気がする…


「もう!…で、冒険者になりたいんだよね…」


そうだったな…門をくぐった後の事だよな…


あの二匹のおっさんは結構有名な盗賊で、一人なら1ヶ月ほど(普通の)生活を送れる位の懸賞金を貰えて、元奴隷20人で山分けしてそれを生活費もとい就職代に当てることになったんだよな…たしか…あんまり聞いてなくて分かんないけど…で、心配したカインが俺に着いてきたっていうわけだ!


お金の単位が全く分からなかったけど、カインが代わりに買ってくれてんのを見てたのと、それからちょっとだけカインに聞いて(あんまり聞いて無かった)分かったのは、ほとんど日本と物価が同じな感じでようだった…と、思う。ただ、単位の『円』っていうところが『ガルド』だったはずだ…きっと…


…話が逸れたけれどやっぱり俺も冒険者に憧れていた(っていうかそれぐらいしか仕事が思い浮かばなかった)のでカインにそれを話したっていうところで今に戻る…


…ってあれ?カインは?全く…あいつは俺がいないと心配だからな…誰だ?逆だろ!っていったやつは!?…気のせいか…


えっと…まずはカインを探さないとな…うん。普通に分からん。…ギルドにいけば会えるかな?


…で、ギルドはどっちだ?


キョロキョロしていると、女の人(年は20ぐらい?)が近づいて来て、ニコリと微笑んだ…


「どうしたの?迷子?お姉さんが送ってあげようか?」


ん?何か勘違いしてるのか?


「いや、俺は迷子じゃねぇよ?連れていた男の子が迷子だよ?」(←自分が迷子なことに気づいてない)


「(俺?いや、どう見ても女の子よね…まぁいいわ助けてあげなくちゃね!冒険者ギルドは人助けの為にあるような物だしギルド職員としては助けてあげなくちゃ!)へぇ…どんな子なの?」


「えっと…15歳ぐらいの…男の子で見た目は…標準的?」


「(それってあなたより普通に年上よね…この子が迷子なのね)…分かったわ、一緒に探しましょうか。で、何処に居そうなのか分かる?」


「えっと…ギルドだっけ…多分そこだと思う。」


「あら?そうなの?私もちょうど行くところだったのよ。」


「ならちょうどいいや、連れていって貰えますか?後、そろそろ行きませんか?」


「あ、それもそうね…じゃあ行きましょうか。(さっきからコロコロと口調が変わるわね…何でかしら?)」


このギルド職員の謎は結局解けることはない…どうでもいいんだけどね。





それから五分程でギルドが見えてきた…


…んだけど…何か騒がしいな…


あれは…カインか!!


よく見てみればカインが三人組のおっさん(20歳ぐらいだけど俺から見たら…おっさんに違いない!人相も悪いしな!)に囲まれていた。


助けてやらないと…


「ちょっとごめんね!行ってくる!さっきはありがとうね!」


「あっ、いっちゃ駄目よ!!」


ギルドの職員のお姉さんが俺を止めようとしたが、制止の声が聞こえた気がしたが気にすることなくカインの元へと駆け出した…










「すいませんでした…今は急いでるんです。お願いです。」


カインはおっさんどもに怯えながらもきちんと断っていたが…


「あぁ?おもいっきりぶつかってきてそれはないだろ?お前のせいでこっちはこけちまってギルドの奴らに笑われたんだぞ!慰謝料寄越せや!おら!」


…うん。殴っていいよね。あいつら…


「おい!早く金を出しやがれよ…ん?」


チョンチョン…おっさん1の背中を突っつく。


おっさん1が振り返ったとたんにおっさんの顔面をジャンプしながら蹴り飛ばす…


全くの無防備だったおっさん1はなすすべもなく倒れる。だが、威力が足りなかったのかすぐに起き上がってくる。


「何しやがんだこのクソガキィィ!!」


おっさんは普通のヤンキーパンチを繰り出して来る…が、そのパンチは空を切る…


その程度か…


俺は懐に潜りこみながら急所に突きを入れる…


「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ~」


うん。俺も男だからその痛み、分かるぞ…あ、今は女か…まぁ、どうでもいいや。


「よくもリーダーをやりやがったな!このガキィ!!」


「食らいやがれ!!」


「ガキ言うな!このおっさんどもが!!」


これまた丁寧に居場所と攻撃のタイミングを教えてくれるおっさん達だな…


でも…二人同時には少しきついな…


おっさんどもの攻撃を交わしながらどうやって倒そうか考えていたら頭に強い衝撃が走った…俺はそのまま前に倒れ込んだ。


「ふん!手こずらせやがって…ガキが!」


しまったな…おっさん1のことを忘れてた…頭の痛みを堪えながら急いでその場を離れる。


不味いな…このままじゃマジで殺されちまう…



こうなったら…逃げる(((^_^;)!!


「逃がすかぁ!」


完璧に囲まれた…あ~あ…せっかく異世界来たのにもう終わりかぁー…



「………たぁ~すぅ~けぇ~てぇ~(泣)」


「「「諦めたぁ!?」」」


野次馬たちが打ち合わせでもしていたかのように異口同音に声を上げる…今はそんな状況じゃないよ…(泣)





ソーク、早速大ピンチ!


救世主は現れる!!


…予定です。


あと、ソークは何故強いのか!?次回をお楽しみにヽ(・∀・)ノ

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