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第65話 舞奈の出産

あれからしばらく経過して。

私は無事女の子を出産した。


俊則はやばいくらい顔面崩壊して泣いていたっけ。

私もあり得ないくらいの幸福感に包まれた。


絵美里とルルも大きなおなかなのに駆けつけてくれて。

まあ俊則挙動不審になるくらい二人の事も心配していたけどね。


うん。

今日は許す。


出産直前は今まで経験したことのない痛みで本当に死んじゃうかと思ったけど。

赤ちゃん、ううん、俊則と考えた『ルミナ』っていう私たちの宝物を見た瞬間に全部忘れちゃった。


ルミナ…可愛い名前♡

この子は私たちの天使だ。


そしてしばらく入院していて明日退院するっていうときにレイナルドお兄様とラナお姉さま、そして長男のリオナードちゃんが3人でお見舞いに来てくれたんだけど……


吃驚しました。


俊則のあんな泣いた顔、久しぶりに見た。


だって……



※※※※※



「やあ、ロナリア。おめでとう。明日退院だそうだが。……すまないな突然」

「いえ、嬉しいですお兄様。ラナお姉様も。…リオナードちゃんもありがとうね。…ふふっ、まだ分からないか…可愛い♡」


何故か微妙な顔をするお兄様とお姉様。

突然リオナードちゃんが話し始めた。


「ああ、えっと叔母様?おめでとう。元気な可愛い赤ちゃんだね。良かったね俊則に似なくて。うん。ママ似かなこの子。すっごく可愛いね」


「「…………はあああああ!???」」


「なっ、なっ、ま、まさか……大輔?」

「ああ、俊則久しぶり。このドスケベめ。3人も孕ませやがって」


そして突然魔力に包まれ宙に浮くリオナード。


お兄様は頭を抱える。

ラナお姉さまは目を輝かせる。


「あー、なんだ。この通りどうやらリオナードは特別らしい。シュラド様、あなたの知り合いのようですね」


「うう、グスッ…うああ…大輔……ごめん……うああ…お見舞……行かなくて…あああ…転生…グスッ……したんだ……うぐ……よがっだ……あああああああああああ」


突然崩れ落ち泣き出す俊則に皆が固まってしまう。

リオナードはそんな俊則の近くへと浮いて行き、いきなり頭を叩く。


「バーカ。気にすんなよな。全く相変わらずくそまじめな奴め。良いじゃんか。もう俺もここにいる。……健康体だぞ?楽しみで仕方がないんだよ俺は」


キョトンとする俊則。

そして涙を拭いて立ち上がった。


「グスッ、ははっ、やっぱりお前はすごい奴だ。うん、わかったよ。……会えて嬉しい」


「っ!?ったく、そんな顔すんなよな。俺まだ乳幼児なんだぞ。だからこれは…グスッ…べ、別に……ヒック…嬉しいとか…うわあ……あああああ―――――――んんんん」


そしてラナお姉さまの胸にしがみつき泣き始めるリオナード。

皆の心に温かいものが溢れる。


「ふふっ、ああ、可愛い。私のリオ。こうしてみるとただの赤ちゃんね。よしよし、おっぱいあげようね」


後ろを向いて母乳をあげようと服を緩める。

俊則、真っ赤な顔でうしろ向いて固まるし。


「あっ、うあ……そ、そのっ、か、勘違いするなよ?これはあくまで生存本の…んん♡」

「ほら、いろいろ言わない……美味しいでちゅか?」


あー。

リオナードちゃん真っ赤。


……でもすごく幸せそうだね。


「ふう、騒がせてしまったな。ロナリア、これで失礼するよ。…シュラド様、またゆっくり遊びに来てほしい」

「っ!?は、はい。是非伺わせていただきます」


そんな話をしていると、リオナードちゃんがすやすやと可愛らしい寝息を立て始めた。


まだ7か月だもんね。

ふふっ可愛い♡


「ああ。……ふう、リオは寝たようだな。ラナ、失礼しよう」

「はい。あなた。……ロナリア、本当におめでとう。また会いましょうね」

「ええ、ありがとうございますお姉さま」


こうして私の出産と俊則と親友の再会は果たされた。

俊則凄く嬉しそうだった。


良かったね。


でもさ……

少し妬けちゃうわね。


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