表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/72

第60話 決戦前夜と百合パーティー?

おじいちゃんからミッションを言い渡されてちょうど1年が経とうとしていた。

明日はいよいよ最後のミッション。


『魔王討伐』の日だ。


この世界は乙女ゲーム第2部の世界。

全くそういう事が起こらないから心配したけど。


もうなんかどうでも良いらしい。


取り敢えず王国の怪しい貴族は端から鑑定し、処分済みだ。

王様泣いて喜んでいたっけ。


あれから私たちは、それはもう仲睦まじく愛しい日々を過ごしていた。


俊則はとっくに覚醒上限を迎え。

なんだか知らないけど熟練度が文字化けしてしまった。


創造神様が呆れた声で『お前らやり過ぎじゃ』とか失礼なこと言ってたけど。


でも問題はないらしい。

というかなんかもう俊則強すぎて、ヌルゲーらしいよ。


いよいよ明日私たちの運命が決まる。

因果が完全に収束する。


もちろん私たちが選ぶ選択肢は『このまま暮らす』一択だ。


今更俊則のいない世界になんて帰れるわけがない。

絵美里も俊則も強く賛成してくれたしね。


えっと、赤ちゃんはできていません。


なんか創造神様が『決戦の後にせい。集中できんだろうが』とか言うし。

どうやらおじいちゃんがそういうスキルを使ったとかなんとか。


まあね。

しょうがないかな。

愛は全く変わらない。

……いや、より強くなっているしね。


もう俊則カッコよすぎ♡

いまだにキスだけで、私ときめいちゃうもん。


絵美里も今スッゴク幸せだよ。

たまに二人きりでもするようにしたけど……


うん、ちょっとまだ嫌だけど…

でもほら、私も二人きりでしたいし…


あう♡


ルルもなんかもう俊則大好きで。

今は3人がそれぞれ可愛がってもらっています。


もちろん…その。

えっと…4人の時もあるけど……


うう、き、気持ちいいの!

しょうがないじゃん!!


あー恥ずかしい♡



という訳で。

今日は決戦の前に侯爵家主催でパーティーを行っているところ。



※※※※※



「勇者シュラド様、どうかこの国を、いや世界をお守りください」


国王が俊則に頭を下げる。


「はい。……頭をお上げください。私は大切な者たちのため努力するだけです。必ず撃ち滅ぼします」


「うん、そうだね。俊則はもう私でも全くかなわない。君が勝てないならだれも勝てないよ。頑張ったね」


「ガイウスさんのおかげです。任せてください」


男性たちは明日の事で話をしているね。

レギウスさんは、伝説なので。


一応偽名と、紳士っぽく偽装している。


まあそうだよね。


絶対大丈夫だと思うけど、もし俊則が負ければ世界が滅ぶんだ。

心配するのは当たり前か。


私はワインを楽しみながらそんな様子をちらりと見ていた。


「ロナリア様!」

「エリス、いらっしゃい。久しぶり……でもないわね。あら、アイノリア嬢もようこそ」

「はい、ロナリア様。お招きいただきありがとうございますわ」


美しいカーテシーを披露するアイノリア嬢。

言葉遣いもまともだ。


良かった。

この子もやればできる子だったのね。


「ええ、楽しんでいただければ嬉しいわ」


周囲の男性からため息が漏れる。


確かに私たち見た目は非常にいい。

まあいろいろと“訳アリ”だけどね。


一応私と俊則は婚約していて、魔王倒したら大聖堂で式を挙げることになっている。


そしてお披露目が終わり第2部。

いわゆる侯爵邸でのお披露目の時に第2夫人になる絵美里との結婚式を行う予定だ。


そして愛人筆頭として何とルルまで娶る。


でもルルの『あっち』はますます磨きがかかって。

ついこの前会員が500人を突破したとか言っていたっけ。


ハハハッ、もう笑うしかない。

因みに私、会員番号2番なのよね。


もちろん1番はルル。

無敵の会長様でございます。


あと私に可愛い弟が出来ました。


やっぱりあの時お母様、お父様とラブラブして出来ていました。

うん、まだ首も座ってないけど、めっちゃ可愛いの♡


私たちも早く欲しい♡


お兄様もあと3か月後くらいに子供が生まれると、この前聞いたし。

侯爵家は安泰だ。


コホン。


俊則は特別な爵位『大公爵家』の初代当主になる予定だ。


良かったよ。

この国のトップが阿呆じゃなくて。


ありがちな『用済みの勇者を排除する』気がないからね。


まあそんなことするようなら私が滅ぼしちゃうけど。



またお父様の胃薬の量が増えちゃうわね。



※※※※※



パーティーもひと段落し、多くのお客様が帰った後。

俊則は明日に備え大聖堂へと転移していった。


「舞奈、待っていてね。倒して帰ってくる……愛してる」


そう言って優しくキスして颯爽と転移していったの。


レギウスさんとの訓練で、転移魔法習得しちゃったのよね。

もう凄い。


私の旦那様かっこいい♡



※※※※※



今私たちは私の自室に集合しているのだけれど。

なんでみんな色っぽいひらひらな服を着て、目をギラギラさせているのかしら?


ねえ?

おかしいよね?


「ひいっ!?」


突然ルルに腕をつかまれ、何故か一瞬で私もそういう服にされている!?


「ロナリアお姉さま、明日に向けて英気を養いましょう!」

「そうですね舞奈さん。……優しくしますね♡」


「はあはあはあ♡あああ、お美しい♡あう、アイノリアはもう、辛抱できませんわ♡」


ゆらりと私に近づこうとするアイノリア嬢を、凄まじい速さでエリス嬢が邪魔をする。

突然私の目の前にいる!?


「ダメですわ。今日の一番はわたくしですわ。……あああ♡お姉さま♡」

「ひうっ、ちょっ、ちょっと、ま、まって!?んう♡」


そして熱烈で濃厚な愛情が襲い掛かる。

エリス嬢の手が私の体を……


「あん♡くうっ、ま、まずい、ルルっ!た、たすけてっ!!…ひいっ!?」


ダメだ。

ルルもなんか怖い顔してる?


「もう、ロナリアお姉さま♡今日は無礼講ですよ。ああああ♡お姉さま♡」

「あっ、あっ、あう♡、い、いやあああああ――――――」


「舞奈さん♡私も♡」

「うあ♡……あああん♡……あ、ああああああああああああ♡」



※※※※※



――あのさ。


明日世界の命運を分ける戦いがあるのよね?

私たちが愛する俊則が、命をかけて戦うのよね?



どうしてこうなるの?


くうっ、やっぱりこの世界。



ピンク100%なんでしょ!!!



※※※※※



「あ、私もうだめかも」

「ふふっ、舞奈さん、可愛かったですよ♡」


「……もう」


私はベッドで。

隣にぴったりくっついている絵美里にジト目を向ける。


狂乱の宴は無事終了。

皆で湯あみをし、自室には私と絵美里とルルだけになっていた。


エリスとアイノリア嬢は第2回戦とか言っていたけど……


(…ふう。凄いわね)


「ロナリアお姉さま、いよいよ明日ですね」


反対側からルルの可愛い声がする。

私は手を伸ばしルルの髪の毛を撫でる。


可愛い私の従者で、従姉弟で…

そして私を一番助けてくれたルル。


――貴女に会えてよかった。


「そうね。でも…俊則はぜったいに負けないよ」

「ええ」

「はい」


だって。

私たち3人が愛する勇者様は。



世界で一番強くてかっこいいんだから。


「面白かった」

「続きが気になる」

 と思ってくださったら。


下にある☆☆☆☆☆から作品への応援、お願いいたします!


面白いと思っていただけたら星5個、つまらないと思うなら星1つ、正直な感想で大丈夫です!


ブックマークもいただけると、本当に嬉しいです。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ