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エピローグ



「優介君。お別れです。」

突然、リリィがそう言った。


「え、そんないきなり、どうして」


「天界の決まりです。持ち主の運命の赤い糸が役割を終えたら、帰らないといけないんです。」


「運命の人と結ばれてもないし、それどころか振ったし、全然役割果たしてないと思うんだが…」


「それは自分で考えてくださーい。とにかく私と運命の赤い糸はもう必要じゃなくなったんです。」


「いやわからないよ。」


「それじゃヒントだけあげます。優介君は今すぐ宝くじを買ったほうが良いです!」


「それってまさか、」


「あー! ちょっと言い過ぎましたかね!

ではそろそろ帰ります! 優介君と出会えて本当楽しかったです! 悲しいお別れは嫌いなので、さよならは言いません!」


「そうか、寂しくなるよ。俺もリリィに出会えてよかった。楽しかった。」


「それではまた会いましょう!」

白い光がリリィを包み込む。


「待って。最後に言いたいことがある。

 俺の彼女は運命の相手じゃなかった。けど、今まで以上に彼女のことを好きになれたんだ。

 最初にリリィの言った通り、損はしなかったよ。」


「ふふ、だから言ったでしょ!」


そう言ってリリィは天高く舞い上がっていく。


雪が降っているのに、明るく出ている太陽を俺はずっと見ていた。





天の使いが現れるとき、必ず転機が訪れる。それは運命か偶然か。

赤い糸を授ける白い天使は、世界のどこかで元気に訪ねる。


「あなたの運命の人、知りたくないですか?」


ここまで読んでくださってありがとうございました!

エピローグ2も執筆中ですが、区切りがいいので、ここらで完結済み表記にします。


構造当初は違うオチだったのですが、結果的にいい感じにまとまってよかったなって思います。


反響があればlfルートとして書こうかな…

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