表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/22

11話「森の謎 2 」

今回少し少なめです。

でも新しいシリーズのプロローグも投稿するよ!

俺が地面に枝で絵を描いていると、ラトが戻ってきた。


「おっ、お帰り。なんかあったか?」


「はい。ですが......」


「どうした?」


「町があったんです。私が住んでいる町が。」


「おお!やっとか!早く行こうぜ!」


どうやらやっとちゃんとした異世界暮らしをスタートできるみたいだ。

やっぱ町に着いたらまずはギルド行きたいよな~。

異世界転生といえばギルドで冒険者登録だからな!

その後はどうせ夕方だろうしどっかで飯食って宿か馬小屋で寝る!

スライムのドロップである緑の粘着物とか見た目的に食いたくなかったキノコがあるから、売れば多少の金にはなるだろう。


「町はあったんですが......」


「ん、どうした?」


「私もよくわからないんですけど、町が見えた場所とここは別の場所な気がするんです。」


なるほどわからん。

ラトがここを出発して、気がついたらここじゃない場所にいて、そこからは町が見えて、そしてまたここに帰ってきた。

うんわからん。

神隠しかよ


「と、とりあえず来てくださいっ!」


「あぁ、そうだな。案内してくれ」


そう言うとラトは俺の手を引いてまた森の中に入っていった。

謎の神隠しもどきはともかく、これでようやく町に辿り着ける。

そう思っていたのだが......


=========================================


「迷ったな」


「迷いましたね」


俺たちは迷ってしまった。

ついさっき行ってきたラトに先導してもらっているのに、だ。

帰ってきた時間的にはそんなに遠くないはずなのだが......


「方向は合っているはずなんですが......」


「ああ、俺も出ていった方向は見てたから、まっすぐなら合ってるはずだ。」


後ろを振り向いてみるが、やはり通ってきた道は残っている。

迷いの魔法が復活したということはなさそうだが......

一体どうなっているんだろう。

俺は前世でスポーツをやっていたこともなければ、異世界ではまだ生後二日なのでラトみたいに気配を感じ取ることができない。

つまり完全にラト頼り。

俺がどれだけ考えようと情報が少なすぎて何もわからん。


そんなことを考えながら、俺はラトと共に、この森の中を彷徨うのだった......

この回の中では進展してほしくないなーと思って書いたら短くなりました。

ごめんなさい(´;ω;` )

さて、森の中を歩き始めたアルラスたち。

なぜ、ラトは知らないうちに別の場所に行っていたのか?

なぜ、同じ道を通ってもさっきの場所に行けないのか?

次回もよろしくです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ