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8話 キノコ狩り

これは単なる予想だが、まだ俺はこのキノコたちを相手するにはステータスが低い気がする。

つまり、正面から斬りかかってもタコ殴りにされるだけだ。

まずは目一杯の力で土を蹴り、大量の土を飛ばす。

キノコたちが怯んだことを確認してからボスキノコに向かって地面を蹴り、馬飛びの要領で向こう側へ飛ぶ。

すぐに空中で振り返り、落下のスピードと合わせて強力な斬撃を浴びせる。

錆びた刃はボスキノコの傘に食い込んだが、やはり振り切ることは出来ない。

すぐさま身体をくの字に曲げてキノコを蹴り、その力で剣を抜く。

キノコがいかにも毒々しい胞子を吐くのを宙返りしながら確認し、着地と同時に地面を蹴って横へ跳ぶ。

剣の刃を振って毒の霧を払い、もう一度大きく踏み込んで先ほど付けた傷に斬撃を叩き込むと、今度は振り切って真っ二つにできた。

ボスキノコの絶命を確認すると、今度は群れている小さなキノコ達に向かって走る。

飛びかかってきたキノコたちに向けて剣を横に振り、残ったキノコをサイドステップで回避。

勢いのついたまま地面に衝突したキノコはバランスを崩し、倒れてしまった。かわいいかよ。

その隙に魔力を練り、『モータス』を発動して地中から岩盤を取り出す。

厚さ10センチ、広さ9㎡と薄い岩の板だが、こいつらには十分だろう。

5mの高さから落下した岩に押し潰され、小キノコは死んだようだ。

地面にたたきつけられてバラバラに割れた岩の下から経験値が這い出て来た。


「まずい...戦ったせいで余計に腹が減った...早く食わねえと......」


-------------------------------------------


「美味い!!」


ボスキノコや小キノコのドロップである様々なキノコを焼いて食べるとめっちゃうまかった。

醤油があれば完璧なんだけどなあ......。

ちなみに火起こしはそこら中に落ちていたと

火打石を使った。

幸い、この辺りは木がない開けた場所だから火事の心配もない。


......そうだ、明日に備えて『再構成』にどんなスキルがあるのかじっくり見てみよう。

取得したときにボヤっとしたイメージは流れ込んできたが、はっきりとした情報はまだわかっていないのだ。

そう思い、ステータスをホログラム的に開き、スマホをいじるように操作していく。

あー、この操作感懐かしい。

「スキル」→「再構成」と進み、再構成スキルの内容を表示する。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

スキル『再構成』

・モータス......物体を粒子レベルに分解、マナ化して移動させ、再び物質として構築する

・セパレート......物体を分解、再構築することで別々の物質や物体に分離する

・コンストラクト......物質の粒子を結びつけることで別の物質に変化させる

・コネクト......物体同士を一体化させることで接着する

・デタッチ......粒子の結びつきを解くことで物体を切り離す

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なるほど。

これ、『再構成』より「物質操作」の方があってるんじゃないのか?

「構成しなおす」って意味のスキルは初めの2つくらいで、その他は構成というより操作だ。

これからは勝手に『物質操作』スキルと呼ぶことにしよう。


気がつくと空はすっかり暗くなっていた。

そろそろ寝ないとな。

ささっとまわりの小石をどけ、土の上に横になる。

明日こそは街にたどり着けるといいが......。

話自体は割と前に書き終わってたんですが、投稿を忘れてました。ごめんなさい

というかそろそろ街に着いて仲間増やしてもらわないと物語的にもモチベーション的にも困るので頑張って欲しいです。


というわけで次回予告。

次回はやっと真面目に人里を求めて進み始めます。

果たして人に会うことは出来るのか......?

趣味や勉強で忙しくて下手をすれば次回の更新は1年後なんてのも有り得ますが、忘れないでください(懇願)

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