裕也、トレーニングをさせる
つ、疲れた。少し寝ます。
次は17時ぐらい?
2人にプロポーズをしてから2日が経った。とりあえず今日からモミジと、更にユキナにトレーニングをつけることになった。その過程で知ったのだが、実は2人とも特殊だったのだ。ユキナは知っての通り4種族の血を持っているとされていたけど実は5種の血、つまり人間の血も入っていることに気がついたのだ。その多様性が創造神法の劣化版、想像魔法をいずれ自由に使えるようになるかもしれないのだ。モミジは逆に人の血100%だ。この世界では、もう他に見ることは出来ない。それは何かしらの血が混ざっているからだ。その今まで他の血を入れるという行為を壊さなかったからか、破壊神法の劣化版、分解魔法を使えるかもしれないのだ。
ただし、これらの能力を使うには膨大な魔力か、神力がいる。それの基準値を達するように、魔力を神力にするトレーニングと、純粋に神力を取り込み魔力量を莫大にするトレーニングが必要だ。
夕方の17時ぐらいに庭に出た。
「よし、まずは、そうだなー、僕が君達に神力を入れるからそれを頑張って魔力に変換してくれ。」
そう言って2人に神力を1万ずつ入れた。そうしたら2人とも苦しそうに身悶えながらうずくまる。
「「うぁぁぁ、あああぁぁぁ!」」
2人とも魔力量は2千ぐらいしか無いのだ。なのにそれの5千倍もの魔力量の神力を入れられては流石に命に関わる。だけど2人は助かった。というのも裕也の思いが2人に無意識に働いて器を傷つけることなくかけ合わさったためである。あまりの量に驚いたのと、初めて触れる神力に驚いただけなのだ。
ちなみにこの世界の人の平均魔力量は千あるかないかである。今までジーボック達の魔力量しか見たことが無かったので基準を間違えたのだ。しかし2人とも疲れたのか、その場で眠ってしまった。今日はここまでだなと思いながら2人を寝室に運んだ。もちろん部屋は一緒だけど、ベットは2つだ。裕也とふたりで分かれてる。2人とも一緒にそうしないと持たないと裕也から言ったのだ。しかし実際は寝てるとき無意識に2人ともベットに入ってくるけど。そのまま寝顔を見ていると横で座りながら寝てしまった。
翌朝裕也は一番最初に起きた。
きのうの夕方の18時から12時間以上寝ていたのだ。そろそろおきてご飯を食べようと2人を起こす。
「おーい。そろそろ起きろー飯作るぞ〜。」
そう言って2人の頬をペチペチ叩く。その度口からよだれと変な寝言が漏れる。
「ゆ〜やさ〜ん、だめですよ、こんなところで〜、、、」
「あ、おはよー、ユーヤ。」
ユキナは意外と朝に弱い。逆にモミジは強い。モミジにユキナのにいたずらするか?と尋ねると、うん!と帰って来たので、寝顔を写真に撮ってから、水てすぐ落ちるペンで書こうとしたところで起きた。
「うーん。おはようございます?」
2人がペンを持って固まっていることに不思議に思い、何か書かれたのかと問いた
だす。
「何をしたんですか〜‼︎」
と裕也とモミジにポコポコ小さな手をぶつける。可愛いと思ったのは2人の秘密だ。
「いや、寝顔があまりに可愛かったから写真に撮ってからいたずらしようと、」
とさっき撮ったしを渡す。自分の寝顔とよだれの写真を好きな人に見られたと知ったユキナは半泣きになりながら更にポコポコと殴る。
「わかった。僕が悪かった!なんでも一つ言うこと聞くからやめて?」
と言われたユキナは満面の笑みになりそれならと許してくれた。ただし今度はモミジが無言の目で訴えてくるので2人とも約束した。
細かい矛盾が出た時は後に書いた方が正しいようにするんでお願いします。
次は能力の確認です。




