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少年、異世界へ渡る

どうも、なんか予定なくなったんでどんどん上げて行きます。

♪───O(≧∇≦)O────♪

「はあっ、はあっ、どうだ?上手く、行ったか?」


「100%なんて、いつぶり、かしらね?」


「おおっ、上手く少年の中にある二人の力と結合しましたぞ‼︎」


そう言って時空神は2人に伝えた。


「そう!良かったわ」


「今回は久しぶりに焦ったぜ」


「後1日ほど寝てれば起きてくるでしょう。」


そう言って神達は安心して自分の管理世界へ戻って行った。




2人が神力を全部乗せなければいけなかったのは、そうしても99.9%以上力を取りこぼしてしまうためだ。過去の英雄達も残りの0.1%以下しか力を使えていなかったのだ。それでも他の神達より下ぐらいだか。


それから1日経って。


「うーん、あれ、ここは何処だ?」


少年は目覚めて周りの景色を見渡した時、自分の知っている景色ではないので不思議がっていた。

「目が覚めたみたいだな。」


そう言って少年のいる部屋の扉から入って来たのはラインハルトだった。

破壊神と言われ、他者のお菓子を取るし口も悪いが、他人のことを何時もさり気なく気遣う心優しい神なのだ。少年が目を覚ました時すぐに来れたのは、近くでずっと見守っていたからだ。


「ここは天界。そして俺は破壊神のラインハルトだ。よろしくな。」


「あっどうも。僕は天道裕也です。って、え?破壊神?」


いきなり自己紹介されとっさに名乗ってしまったが神と言われて困惑している。


「何故僕はここで寝ていて、神であるはずの貴方がいるんですか?」


裕也は気になったことを聞いてみた。すると突然ラインハルトが


「悪かった。俺達の不注意でお前を危険な目に合わせてしまった。」


そう言っていきなり頭を下げたのである。そんなことを言われた裕也はある程度理解してラインハルトに確認をした。


「貴方達の不注意でってことは危険な目にあったと言うことですか?僕はもう大丈夫なんですか?」


「ああ。もう大丈夫なはずだ。」


「大丈夫ならもう良いんで頭を上げてもらえませんか?流石に神様に頭を下げさせっぱなしと言うのは精神的にあれなので。」


「そうか。ありがとう、頭を下げるというのはなかなかし、ない・・・」


そう言いながらラインハルトは頭を上げて僕の目を見て話そうとしたらいきなり固まったしまった。


「ど、どうしたのですか?」


裕也は困惑しながらたずねてみた。それでもラインハルトは固まったままなので


「あの!ラインハルトさん?大丈夫ですか?」


「あ、ああ。すまない。お前が余りにもかっこいいんで少し見入っていた。」


「僕がかっこいいんですか?ありがとうございます。そんなこと初めて言われました。」


裕也は地球ではおたくと呼ばれる存在で、前髪を常に目の辺りまで伸ばしていたので周囲の人たちからは怖い、キモい、と思われていたのだった。そんなことを知らないラインハルトは


「その顔でか?不思議なこともあるものだな?」


ラインハルトもイケメンの部類なのだが、それと比べてもなおイケメンという顔立ちなのだ。何故裕也が今初めて顔立ちを褒められたのかと言うと、目を換えるために髪を上でまとめているからだ。そんなことがあり少し時間が経つとサクラと時空神もやって来た。


「起きたみたいだな。大丈、夫、・・」


「起きたのね、ごめんな、さい・・・」


2人ともフリーズしてしまった。良い加減その反応に困った裕也は


「すいません!なんでここにいるか説明してもらえませんか?」


と大きな声で訴え出るように言った。


「あ、ああ。すまん、余りにも顔立ちが整っていたから、」


「ええ。初めて見たわ。すごくかっこいいのね」


ラインハルトはやはり同じ反応だと頷いていた。


「ここにいる理由はな、・・・」


そう言って時空神は2人のかわりに事の顛末を裕也に語ったのだった。





「なるほど、要するに2人の喧嘩に巻き込まれて治すために目を換えて、そしてもう地球には帰れないと。」


「本当にごめんなさい。謝って済む問題じゃないけれど、そればっかりはどうしようもないわ。」


裕也の不満顔に三人ともばつが悪そうだ。


「いや別にですね、怒っているわけでは無いんですよ。実際二人は目までくれているんですし。」


「そうか、悪いな。全部こちらが悪いのに。」


「しかし、元の世界に帰れないとなるとここに残るのですか?」


裕也は疑問に思ったことを聞いてみた。


「それでも構わないし行きたい世界があるならいってきてもいい。」


「本当ですか?それなら剣と魔法の世界に行ってみたいです。」


裕也は地球で読んでいたライトノベルにあった異世界転移物を思い出していた。


それぐらいならば問題ないとおもったのだ。


「よし分かった。あとはその世界に持っていく能力と装備だな。」


そう言ってどんどん決まって行く。


「まず言語理解とマップ、あとは無限ボックスぐらいか。」


「能力は私の力でほぼなんでも出せるからそれぐらいで良いんじゃない?装備も同じか、あとはどうする?」


裕也はサクラとラインハルトからの申し出にたいしてこう言った。

じゃあ、僕と友達になってもらえませんか?」


その裕也からのお願いに2人は目を丸くした。


「友達ぐらいいくらでもなるけど、そんなんでいいのか?」


「ええ、向こうにいたときは友達居なかったんで」


「おっしゃ、分かった。じゃあ三人でこれから友達だ。」


「ええ、良いわね。あ、そうだ。友達になったんなら話ししたいわよね、なら天界念話をあげるわ」


「そうだな。それならいつでも話せるしな。」





そうして準備を整えた裕也は旅立つのであった。


「じゃあ行ってくるよ。僕の初めての友達達」


そう言って優しい笑顔で笑いかけた。


「おお。また今度な。」


「会えるのを楽しみにしているわ。」


そう言って握手をかわした。今度こそ本当に旅立ったのだ。


次は能力を少し出そうと思います!

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