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四日目

沖田(略沖)「初めて、沖田啓史です。まぁ…宜しくお願いします」

浅「転校生って在り来たりだよね(笑)」

沖「確かに(笑)って俺、否定!?」

浅「ごめん、ごめん(笑)」

若「(苦笑)」

浅「何か此処って話すだけなら、お菓子持ってきて良い?」

高「明日香…(苦笑)まぁ…良いんじゃない?」

若「いやいや…(笑)良いのかなぁ…どう思う、沖田君?」

沖「良いと思うぜ(笑)丁度、俺も考えてたんだ。喉渇いたなぁって(笑)」

浅「お待たせ(袋に入っているお菓子とジュースを持ってきた)」

沖「おっ!!気が利くね、浅倉君」

高「重たくないか、明日香?一つ持とうか?」

浅「じゃあ、お菓子適当に分けて貰って良いか?」

高「わかった」

若「取りあえず、長くなりそうなので後書きに続く!!」




あぁ…何で転校なんて。







美味しそうな“ネタ”が散らばっていたのに。








はぁ……一から見つけるか。





………………………



生徒会に入って一ヶ月が過ぎようとしていた。

「あのさぁ、正平」

あぁ…身長が平均より低いのが悔しい。だって、首が痛くなるからだ。

「何かな、明日香?」

正平は下駄箱を開けながら僕の方をニコッと笑う。

「転校生来るって、直哉先輩が言ってけど…」

僕は、話を中断した。目の前にいる、正平の顔が段々辛そうに歪む。

「……」

「……教室行こっか?」

「うん…ごめん」

何のごめんだろうか?僕は、正平に謝られるようなことされてもなければ言われてもない。

「…正平」

「何かな?」重たい空気が僕らの周りを漂う。しかも、正平のオーラからも“話し掛けるな”って雰囲気も出すし……何か、疲れた。

「何でもない」

教室のドアを開けながら僕は言った。

「そう…?」

正平は“話し掛けるな”オーラを出しながらも、僕の“何でもない”の言葉に落ち込むし。はっきり言ってくれないとわからん。言いたいことがあるんだったら言ってくれてもいいのにと僕は思った。

正平が教室に入るなり、女子達が正平の机の周りを囲むように集まる。

あぁ…一度でも良いから僕もあんな風に女のコに囲まれてみたい。

「浅倉君、放課後生徒会に集合と会長から命令」

若菜君とは同じクラスだったことに気付いたのは生徒会に入った後だ。

「あっありがとう、若菜君」

「面倒臭くないか?…浅倉君」

アハハ、面倒臭いなんて言えるわけないだろ。

「はっきり言って、面倒臭いなんて…言えないよ」

「言ってるし」

若菜君は苦笑しながら言う。

「本当!?つい、僕が行く意味ってあんのかなぁ?」

「さぁ…な。でも、会長はお二人さんを気にってるし。それに、二人が来ると会長よく働く」

最後のは本音だろとツッコミを入れたくなった。

「俺らのクラスに転校生来るらしい」

「あっ…それ、直哉先輩の戯れ言だと思ってた」

通りで僕の隣に空席があるのか。

「酷っ!!」

若菜君は苦笑しながら、僕の言葉に否定はしなかった。

「おーい、席につけ。ふぁッ…あぁ…」

若菜君以上にやる気がないのは九条涼先生だ。九条先生は生徒から人気がある。特に女子に。何故かって?…顔が良いからだ。

授業中下ネタを平気で言うし、小テストの時は週刊誌を読んだりゲームをしたり…良いとこ殆どないが、どこか引かれるのがあるのだろう。まぁ…僕は、苦手だけどね。未だ、直哉先輩の方がましかもしれない。

「あぁ…知ってるかもしれないが、転校生が今来ている。ふぁッ…眠たい。沖田君中へ入ってちょうだい」

真面目にやれと言いたいが、はぁーと僕は溜め息を吐いた。

「…はい」

ガラガラとドアを開ける。

周りの空気がざわつき始める。それは、転校生が…言いにくいが見た目が“オタク”っぽいからだ。前髪が伸びっぱなしだしで、オマケに瓶底眼鏡。

「え~…と、取りあえず自己紹介して貰っても良いかな?」

「…はい。沖田啓史です。宜しくお願いします」

ボソボソ話すのかと思いきや、適当にありきたりな台詞を沖田君はつまらなそうに自己紹介をする。

取りあえず軽く周りに沖田君は会釈して九条先生を見る。

「もう良いのか?」

「はい」

「そうか。なら、浅倉の…空いている席に座ってくれ」

「…はい」

沖田君は床に置いてある鞄を持ち、僕の隣の席まで歩いてくる。その際、クラスの連中は一人を除いて、珍しいものを見るように歩いている沖田君興味津々と眺める。

正平は、机の木目をぼんやりと見ているようだ。まるで、正平だけが孤立しているみたいだ。

「浅倉…聞いているか?」

近い。まぁ…九条先生の顔が間近にあったらそりゃあ、ビックリすりるぜ。

「はっ…へっ…!?」

自分で言うのもアレだが、情けないなぁって思った。取りあえず、気持ちを変えて九条先生をみる。

「何ですか?」

「隣の沖田君の世話係は君に任せた。先生さぁ…道案内とか面倒…忙しいから任せた」

面倒臭いっ言いそうになっただろう!?忙しいを理由に。

「わかりました。沖田君、宜しくね」

「…宜しく。教科書未だ、貰ってないから見せて貰って良いか?」

「良いよ」

「ありがとう」

のれんのように垂れ下がった髪のしたではどんな面をしているのか興味を僕が湧いたが「顔見せて」何て言ったら、失礼だし…今度言えば良いかと僕は思った。

「若菜君」

若菜君は僕の後ろだ。

「わかってる。会長には、後から来るって行っとくよ」

「いやいや、行かないって言ってよ」

「そりゃあ…行ってやりたいが、高柳君も浅倉君も来ないと会長仕事しないからなぁ」

「浅倉君は生徒会なのか?」

「まぁ…成り行きでね」

「…成り行き」

本当の事言えるわけないだろ。無理矢理誘われたなんて。

「放課後、学校案内って事で」

「わかった。浅倉君。ひとつ聞いて良いか?」何を聞かれるのだろうと、僕は内心首を傾げたが、うんと頷いた。

「前列の女子に囲まれている青年、凄いな」

あぁ…正平か。

「そうだね。彼は、高柳正平君。彼もまた、生徒会のメンバーなんだ」

「そう言えば、今日は高柳君は浅倉君と一緒じゃないのか?」

「…一緒?(萌だな)」

「んー…喧嘩と言うか何と言うか」

僕は曖昧に答えた。正直、何と言えば良いのかわからなかった。喧嘩をしているわけでもないが、正平に話し掛けづらい。

「話してかけてみたらどうだ?(絡み、絡み、絡み)」

沖田君は、簡単に言うけど“話し掛けるな”オーラを出している相手にどうやって話し掛けりゃあ良いんだよ。

「どっちが悪いんだ?」

若菜君は自分の席から離れ、僕の席の前に勝手に座りながら話し掛ける。まぁ…前の席の人が居ないんだから勝手に座っても良いよな。

どっちって聞かれても、多分僕が悪いような気がする。

「…僕かも」

「成る程…謝れば(浮気か?今のところ高柳×浅倉か?)」

いやいや、謝るって簡単に言うけど…。

あっ…正平と今目があったような気がする。何で、そんな辛そうな顔をしてるんだよ。正平は、席から離れた。

「しょ…正平」

「……」

正平は無言のまま教室を後にした。僕が…何をしたんだよ。気付いたときには僕は、正平の後を追っていた。

「まっ、待って。正平!!」

僕は、正平の腕を咄嗟に掴んでいた。

「……何かな?」

正平はニコリと笑う。“離せ”と僕は空気感が伝わる。

「僕が…何かしたんだったら謝る。…ゴメン」

「違う…。俺が勝手に……ゴメン」

「…教室に戻ろっか?」

「トイレに行ってくるから、先戻って?」

「わかった」

取りあえず正平と、仲直り出来たのかな?

「お帰り、浅倉君」

若菜君は手を軽く振りながら僕を手招きする。

「ただいま」

「その顔だと、仲直りしたのか、浅倉君?(よし、これでイチャ付いてくれたら)」

ニコリと沖田君は笑うが口元しか見えない。

「まぁ…ね」











自分では、気づいていなかったが顔に出やすいのだろうと思った。それにしても、放課後、生徒会に行くのと沖田君の学校案内どっちがマシだろうか?…まぁ、学校案内の方がマシかもしれない。

兎に角、正平と仲直り出来ただけマシか。はぁ…面倒臭い。



高「一部、音声が不愉快な場合がありますので気をつけて下さいね(笑)」

浅「何この変な説明(笑)意味わからん(モグモグ)」

若「さぁ…な(バリバリ)」

沖「作者の気遣いとか?(笑)それはないか(ゴクゴク)」

高「多分さぁ…()内の音の事じゃないなか(笑)」

浅「成る程…って、僕が狙ってたヤツ食うなよ」

若「悪い、悪い(笑)これも、美味いぞ」

浅「本当!?(パク)本当だ!!(パクパク)」

高「収集つかなそうだな(苦笑)」

沖「確かに(笑)勝手に終わらさせて良いのか?」

高「さぁ…な(苦笑)まぁ…良いんじゃないのか?」

沖「それじゃあ、沖田啓史と若菜…何だっけ?」

高柳「若菜…確か、若菜…若菜幸政だったような気がする(笑)」

沖「ありがとうな、高柳君。改めまして、俺沖田啓史と若菜幸政と」

高「高柳正平と浅倉明日香でした」




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