「マクロコスモス霊長種人類」通称ヒトの基本構造
⑴*魂源
魂から器に供給される、器を維持する魂力、器を変化させる魂気等を含めた魂の分泌物の総称。
⑸*魂
現代のマクロコスモスに於いても未だ詳細が謎に包まれている。現状確認されている性質は
・万物万象に宿り、永久に流転し続け、魂全体の総量は減らない
・宿っていた器が機能を発揮出来なくなると魂魄という周囲の霊素を纏う状態になり付近の存在に取り込まれるか、或いは適した空の器に収まる。
・魂の能源でのみ干渉出来る
・魂源を定着する器が在る限り永久的に分泌する
の以上である。
⑹*魂の能量
魂を構成するとか、魂源の希釈しない版とか、魂そのものとか言われてるすごいヤツ。ブラックボックスな部分が多い魂関連の中でも特に良く分かってないヤツ。現状判明している事実は
・魂をも含めた森羅万象に干渉出来る
・使用した場合、その分だけ魂に代償が襲い掛かる
・擬似魂の能量子とは似て非なる
存在者*⑴は、基本的に最低でも二つの「器」と魂、精神を持つ。
実際の活動などを行い、この種を生命体たらしめる物質体*⑵「肉体」
霊長種という名称の由来でもある、霊子で構成されたが故に大いなる霊能の才を秘めた星幽体*⑶「霊体」
上記二つの器に定着する存在者の核とも云うべきモノ魂「魂魄」*⑷。
観測は不可能であり魂源等への干渉から間接的にその存在を認識出来る精神体*⑸「心」
特にヒトの精神体は他種と比べてもかなり特異でありその働きも異質である。
通常、精神体から発せられる確かな力を持った思念——思力——は素の超常量子に干渉しそれを行使するものだが、ヒトの場合は魂源、超常量子を含めた己の流動的な部位全てを意図的に操作出来る。
又、大抵の存在者が物質体を破壊して器から魂魄を吸収するのに対し、ヒトは自身の「霊体」を以って、相手の星幽体という器に直接干渉する事で魂魄を吸収する事も出来る。
ヒトの魂から分泌される魂源は、大別して「器を維持する魂力」と「器を変化させる魂気」に分けられる。
その中でも更に物質体の魂力、魂気が活力、活気と呼称し。対して、星幽体の魂力、魂気を霊力、霊気と呼称する。
物質体と星幽体が重なった器に魂魄が定着してあり更には特異な精神をも搭載する存在者。それがマクロコスモス霊長種人類。
肉体には活力が満ちている影響で平均寿命が6000年、活気のお蔭で生物兵器染みた環境適応力を持ち、更にはヒトにだけ適用されるブーストシステム「ステータス」が身体能力を補佐する。
霊体には霊力が満ちている為霊子の状態が恐ろしく高性能、霊気により霊的存在への大きな耐性を保有している。
何故器に宿り、定着するかだって? そこに器が在るからさ。
そして器にはなるだけ長持ちして欲しいので魂的には幾ら分泌しても問題ない奴を供給する元魂魄さん。ミト魂ドリアによって深く関連している肉体と霊体だからこそ、本来交わらない筈だった二つの位相体に流れるエネルギーを意識的に融合しても拒絶反応を起こさなかったのである。
精神体、それは形を与えられた心。思力、それは心の力。念素、それは心の殻。想子、それは心そのもの。
⑴*存在者
正杯に魂が定着した存在を指す。星幽体、物質体、魂魄の3要素を最低限保有しており、大抵はその後外界からの影響で精神体も形成される。
⑵*物質体
魂の器であり確固たる自我を獲得するのに必須な身体。大抵の存在者の精神体は物質体に付随する。
⑶*星幽体
魂の器であり超常的な才や適性を内包する。物質体が破壊されると精神体が付随するようになる。物質体に宿った魂が幽世に偏在する各霊素粒子を引き寄せて形成される。
⑷*魂
物質体を器、星幽体を殻とし定着する存在者の最重要素。基本的に魂魄という最低限の霊素を纏う状態であらゆる次元時空と万物万象の中部を漂流している。器(物質体)として適した物体があれば付喪神として宿り、殻(星幽体)を形成するのに適した霊素粒子があれば周囲から吸収する性質を持つ(ただし物質体と星幽体 密接に関連している為自然と宿っている器に影響を受ける)。そうして正杯として完成した身体に、それまで纏っていた最低限の霊素を脱ぎ捨て魂となり漸く定着する。
尚、余談だがこの脱ぎ捨てた霊素を武装とする技術が存在する。
⑸*精神体
大抵の存在者にある感情、想念、思念の源。魂源や己の身体にある程度干渉する事が可能である。体、と言っても精神全般を指し、実際の星幽体や物質体と懸け離れていたり、そもそも形に表わせなかったりするので、あくまで便宜上の名称として精神体となっている。
⑹*
⑺*
⑻*
⑼*
⑽*