番外編 お引越し
この話は本来書くつもりありませんでした。
少し考えれば分かるような事を言ってる、ちょっと残念な人がいたので補足で出します。
この話はあまり読む必要はないです。
お時間に余裕のある方は、文字数は少ないのでお楽しみいただけると嬉しいです。
私の名前はルーナ。
エークドル領の領主、ファルド伯爵家に仕えるメイドだ。
旦那様は元冒険者で平民の身から伯爵にまでなったお方。
領民からも信頼されており、旦那様の所で働ける事に喜びを感じている。
そんな伯爵家に、サランド領から来たコーキ様が泊まっている。
何でもナチールお嬢様に魔法を習いに来たのだとか。
旦那様もナチールお嬢様も、コーキ様の事を凄く気に入っているみたいで、私たちメイドにも嬉しそうにコーキ様の事を話す。
そんなある日、ナチールお嬢様がとんでもない事を言ってきた。
「コーの部屋にベッドをもう一つ置いておいて」
お嬢様は鋭い目をこちらに向け、言い放った。
「ベッドですか!?」
同僚が驚いたように声を出す。
「ええ、私、今日からコーの部屋で寝るから」
本当…とんでもない事を言い出したよ…。
「あの…旦那様の許可は……」
恐る恐る聞いてみる。
「そんなもの取ってないわよ。でも大丈夫でしょ。お父様もコーの事は気に入ってるし」
「いえ…しかし……」
「じゃあ私、コーと修行行ってくるから!よろしく」
言いたい事だけ言って、お嬢様は行ってしまった。
「……どうする?」
「…………どうするって…流石にマズイでしょ」
「そうよね……」
「どうした?」
私達が廊下で井戸端会議をしていると、旦那様の側近のブロードさんが通りかかって話しかけてきた。
「実は………」
私達は今お嬢様に言われた事をそのまま伝えた。
「………………」
ブロードさんは少し考えた後、ニヤッと笑った。
「それなら旦那様も許可出すとは思うが…念のため聞きに行くか」
――――私達はブロードさんと一緒に旦那様の部屋へ向かった。
―――――コン、コン―――――
「入れ」
「失礼します」
私達は旦那様の部屋に入る。
「ん?どうしたんだ?」
ブロードさんだけかと思いきや、私たちも来た事に驚いた旦那様が聞いてくる。
「実は……」
ブロードさんにした説明と同じことを旦那様にも言う。
「………はははははは」
旦那様は急に笑い出した。
そりゃそうだ。
娘がとんでもないこと言ったんだから。
可笑しくなって笑うのも無理はない。
「いいじゃないか。移してやれ」
「はっ!」
え?
許可しちゃったよ。
「い…いいんですか!?」
同僚が思わず聞く。
「ああ。コーキ君は間違いなく逸材。ナチールと婚約結ばせる口実にもなるだろう」
旦那様がニヤッと笑った。
ブロードさんもそれに答えるようにニヤッと…。
おそろしい…。
――許可されたので私達はベッドをコーキ様の部屋にもう一つ置いた。
――――――――――――――――――――
お嬢様とコーキ様が帰ってきた。
「ただいま。終わった?」
「はい。整え終えております」
「そう!」
お嬢様は嬉しそうに笑った。
コーキ様は何のことだか分からないので、ただその様子を見ているだけだ。
自分の部屋を見たら…さぞ驚く事だろう。
―――こうして、コーキとナチールは一緒の部屋で寝る事になった
私の拙い文章で分かりづらく申し訳ございません。
無駄に話が長くなるので省略しましたが、
一人でベッドを運べない→メイドに頼む→当主に確認→許可出る
ベッド移動から最終日までそのまま→当主公認、意図あり
少し考えれば察せると思います。
そんな事も一々書く必要があるのなら、コメントでお知らせください。
番外編かコメントの返信で補足させていただきます。
また、これは違うんじゃないか?という指摘も大歓迎ですのでお待ちしております。
敬語には敬語で、罵倒にはスルーで、タメ口にはタメ口で、誠心誠意答えさせていただきます。(こちらの間違いは当たり前ですが敬語です)
婚約については後々の展開で、大きな話で一つありましたが、今回ので変えようと思います。




