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眠り姫は豚の夢をみるか?

ある晴れた昼下がり

森の奥深く断崖絶壁に聳え立つ砦の中

四方を塔で覆われそれをつなぐ様に聳え立つ回廊と城壁

門は跳ね上げられそれ以外は絶壁

まるで何かを閉じ込めるかのような

まさに牢獄のような建物のその中央

古びた土色の壁の中に時が止まったように

鮮やかな緑の庭園

石棺のようなものがぽつんと佇んでいた・・・



えぇとここどこ・・だろ・・」


あ・・うん

たぶん・・近所の丘ね

見渡す限りの花畑に少女は浮かれていた

迷路のような生垣の奥に小さな小屋があるようで

真っ赤な屋根だけが見えていた


『これは行ってみるしか無いわね!』


何度も行き止まりに迷い込み

ようやく小屋にたどり着いたころには

日が傾き始めていた


心細くなった少女はふと後ろを振り返った

夕日に照らされて真っ赤に見える引き締まった体つきの大男が立っていた

手には斧のような物を持っていた


「ひっ 始めまして、こんばんわワタシハゴルゴダデス・・・」


男は無言で一歩二歩近づいてくる

距離にして2メートル


どうしよう怖すぎる

よく見えないけど上半身裸だし。。。

伏し目がちに顔を見ようと顎を上げると


「○!※□◇#△!◎△●&%#?!」


お顔が豚!?ですの?


必死に逃げようとしてよろめいて

生垣にもたれ掛かり手にチクっと痛みが走り

力なく崩れ落ち痛みが走った手を見ると


「血・・・・・・」



そこで意識が無くなった。。。


『これ夢ね、きっとそうだわ・・・・』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


300年ループして見続けている夢

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