鬼人とカミサマ
周囲を険しい山々に囲まれながらも、軍事国家として周辺諸国に名を馳せているヴォルム皇国には、恐れているモノが一つだけ存在していた。
それは、人と違う強靭な身体を持ち、死ぬその寸前まで人間を食らうことを諦めない人外の生き物。人々はその一族を"鬼"と名付けた。
そして、それから何年もの時が流れたヴォルム暦683年。
鬼を狩る者として存在している皇国軍・第八中隊副隊長補佐であるフィアールカ=オルバ=エーデルシュタイン(通称フィア)は、一つの事件によって国をかけた大事件へと足を踏み入れてしまう。
それは、人と違う強靭な身体を持ち、死ぬその寸前まで人間を食らうことを諦めない人外の生き物。人々はその一族を"鬼"と名付けた。
そして、それから何年もの時が流れたヴォルム暦683年。
鬼を狩る者として存在している皇国軍・第八中隊副隊長補佐であるフィアールカ=オルバ=エーデルシュタイン(通称フィア)は、一つの事件によって国をかけた大事件へと足を踏み入れてしまう。