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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

お前だけは譲れない

作者: 初心ちゃん
掲載日:2026/10/18

ヤンキー × 優等生|嫉妬・独占欲・甘々BL


登場人物


黒瀬(くろせ) 蓮(れん):高校2年。金髪で目つきが悪いヤンキー。口も悪く、喧嘩っ早い。でも好きな相手には独占欲が強い。


白石(しらいし) 湊(みなと):高校2年。成績トップの優等生。誰にでも優しく、無自覚に人をドキドキさせる。

第1話「……誰、それ」


「白石くん、今日の放課後、勉強教えてくれない?」


「あ、いいよ! 図書室でいい?」


教室の窓際。


湊がクラスメイトの男子と楽しそうに話しているのを、蓮は廊下から見ていた。


——なんだよ、あいつ。


いつもは俺にしか見せないと思っていた笑顔。


誰にでも、あんな顔するんだ。


「黒瀬?」


隣にいた友人が声をかける。


「……うるせぇ」


「いや、まだ何も言ってねぇけど」


蓮は舌打ちすると、教室に入った。


「白石」


「ん? あ、蓮。どうしたの?」


「帰るぞ」


「えっ、でも今日、勉強を——」


「……あっそ。そいつといれば?」


低い声だった。


湊が目を丸くする。


蓮はそれ以上何も言わず、自分の席に鞄を取りに行った。


本当は、帰りたくなんかなかった。


ただ、湊が自分以外の誰かと楽しそうにしているのが、どうしようもなく嫌だった。


友達なら、誰と仲良くしたっていい。


そんなことはわかっている。


なのに。


——俺だけ見てろよ。


そんなわがままが、喉の奥につかえて離れなかった。


第2話「嫉妬してんの?」


放課後。


蓮は校門の近くで、ひとりで湊を待っていた。


帰るぞと言ったくせに、結局待っている。


自分でも馬鹿みたいだと思う。


「……蓮!」


振り向くと、湊が小走りでやってきた。


「先に帰ったんじゃなかったの?」


「別に。帰ろうと思ってただけ」


「ふーん?」


湊は少し考えたあと、蓮の顔を覗き込んだ。


「もしかして、怒ってる?」


「怒ってねぇ」


「じゃあ、なんで今日ずっと機嫌悪いの?」


「普通だろ」


「いつもより三割増しで怖いよ」


「殺すぞ」


「ほら、怖い!」


湊が笑う。


つられて笑いそうになって、蓮は慌てて顔を背けた。


……こいつ、ずるい。


こんなふうに笑われたら、怒っていたことなんて全部どうでもよくなる。


「ねえ、蓮」


「なんだよ」


「今日のこと、気になってた?」


「……は?」


「勉強教えてって頼まれたこと」


湊は少しだけ首を傾げた。


「もしかして、嫉妬してくれた?」


「っ、んなわけねぇだろ!」


思わず声が裏返った。


湊が目をぱちぱちさせる。


それから。


「……そっか」


少し寂しそうに笑った。


「俺は、蓮に嫉妬してほしかったんだけどな」

結構作るのに時間かかった…。初めて作ったのでまだまだ未熟です。応援よろしくお願いします

間違って短編にしてしまいました(汗)まだ続くのでぜひ見てください

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